好きの定義 ページ28
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凪｢Aどうするつもりなの
あの山田くん含め全員断ってたけど？｣
『あー、うん』
逃げてきた屋上でご飯を食べ始めると凪沙はそんなふうに話を切り出した。
凪｢山田くん断るなんてもったいない
玉森くんとにすんの？誘われてるんでしょ｣
『うんまぁ、そうしようかなって』
なんか最初は
玉森くんとなんて私には荷が重すぎる
とか躊躇ってたんだけど
『あんないっぱいの人に誘われて気付いたんだけど、初めての後夜祭じゃん？
せっかくペアまで決めてダンスするんだったら玉森くんとがいいかなって思って』
凪｢ふーんどして？｣
『なんでだろ
まぁ人見知りって言うのもある』
凪｢それで？｣
『あとは、、
私ダンス出来なさすぎるじゃん
俺より酷いね、って笑ってくれそう
教えてあげるよ、とかじゃなくて』
凪｢なるほどねー。でもさ
それだけならニカでもいいじゃん｣
『確かに。
んー…強いて言えば断った時にさ、玉森くんが違う子とペア組んだら嫌だなぁとは思ったかな』
どうして？それで？
続々とぶつけられる疑問に何度か答えていたら、今の答えを求めてたのか満足そうな顔でこっちを見る
『…なに』
凪｢恋だ｣
予想もしてなかった凪沙の言葉に一瞬止まって
『えコレ恋?!』
座りながらも後ずさると
凪｢恋｣
『恋！？』
｢へぇ玉に恋ね｣
凪沙じゃない声が会話に入ってきた。
『藤ヶ谷先輩！？なんで？!』
藤｢昼飯食ってたらAちゃん達の声したから来てみた｣
頭上から藤ヶ谷先輩と
横｢俺もいるー｣
わた。
『なんだ、わたも居たの』
横｢そんなこと言うやつに育てた覚えはないぞ｣
ニカのマミーとわたのマミーが元々仲良くて
ニカのマミー繋がりで、私のマミーと仲良くなり
小さい頃によく遊んでもらった
わたこと、横尾渉くん。
一応1個上のパイセン
横｢凪沙ちゃんもいるじゃん｣
藤｢久しぶりだ｣
凪｢お久しぶりでーす｣
横｢で、Aが恋だって？｣
凪｢そう、初めてのね｣
『まってまって、好きとかよく分かってないんだけど』
凪｢他の子とのペアが嫌だなって思ってるのはもう恋です｣
『そーゆーもんなの？』
凪｢そーゆーもんそーゆーもん｣
藤｢あ、ここちょうど玉達見えるじゃん｣
その言葉に振り返ると玉森くんの後ろ姿が丁度ガラス越しに見えた
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あい(プロフ) - 初めまして。この主人公と玉森くん可愛すぎます♡表現が素敵で面白くて、大好きなお話です。このお話しに出会えてよかったです♡おまけも気になりますし、まだまだ玉森くんのお話を読んでみたいです！ (2023年4月23日 21時) (
レス) @page48 id: eff587300e (このIDを非表示/違反報告)
とも(プロフ) - こんばんは！いつも楽しみにしてます！リクエスト大丈夫ですか？ (2021年2月4日 23時) (レス) id: 1f79981bd4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：れんり。
| 作成日時：2020年12月20日 22時
