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…うわ






横「うぉなに見ないの」




『みんなが恋とかいうから
なんか恥ずかしくて見れなくなった』




凪「何それ可愛い!!!」




藤「恋してますねー

あ、玉森も気づいたみたい」




『ちょっと!手とか振らないで下さいよ!』





ニコニコ手を振る先輩に冷や汗が止まらない

もちろん振り返ることも出来ない



…なんかこの会話の内容バレそうで
(そんな訳ないんだけど)









藤「…えー振り返してくれない、なんで?」


横「Aじゃないからじゃん?」


凪「愛されてますねー」



『何がよ
こっち見んなニヤニヤすんな』





凪「玉森くんにもう告られてんだし
あとはAが返事するだけじゃん? 」



横「そなの、じゃ早いとこ玉に言ったらいいのに」




『馬鹿野郎』






そんな簡単じゃないって





なんて言うかも分かんないし

好きとか言うの想像しただけで爆発できそうなくらい恥ずい






藤「顔真っ赤だし、前髪も乱れまくってるよ」


「ありがとうございます」




直してくれた前髪を触りながら悩む






好きっていつ言うの?

どうやって言うの?





ってかそもそも好きってなに

わたし玉森くんのこと好きなの?ほんとに?




え、好きの定義がわかんない





凪「ふふAが悩んでるの面白いなぁ」



「なに、なんで」




凪「どっちかと言うと悩ます側でしょ、Aって」





新鮮ーって卵焼きを頬張る凪沙はめっちゃ可愛く笑いやがる







横「高嶺の花ね」


『バカにしてるでしょ』





そんなことを喋りながら

ふと頭をよぎった事がひとつ。






『あの先輩』




藤「んー?
あ、玉の誕生日はね」




『じゃなくて

今日もしかして図書当番だったりします?』









藤「……もしかしないね
俺ら番人だ」






やっぱり…。

忘れてた。。時間ギリギリじゃん
おじいちゃん先生に怒られるこわいっ!






藤「いそげっっ」




残り少ない弁当をかきこむ先輩に続いて私も口に詰め込み





『ほへん、いふわ』



凪「え、なんて?」



横「ごめん、行くわ」



『はひ、はへっといへ!』



横「先、帰っといて」



藤「わたもね!」



凪「いや、なんで分かんの」





わたと凪沙は置きっぱなしで

超絶怒涛のダッシュ









玉「…あ」



藤「あれ玉?珍しいね
読みたい漫画でもあった?」





息を切らしながら2人で図書室のドアを開けると



さっきガラス越しで見た玉森くんが居た



.

首を見続ける時間→←好きの定義



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設定タグ:キスマイ , 玉森裕太 , Kis-My-Ft2   
作品ジャンル:恋愛
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あい(プロフ) - 初めまして。この主人公と玉森くん可愛すぎます♡表現が素敵で面白くて、大好きなお話です。このお話しに出会えてよかったです♡おまけも気になりますし、まだまだ玉森くんのお話を読んでみたいです! (2023年4月23日 21時) (レス) @page48 id: eff587300e (このIDを非表示/違反報告)
とも(プロフ) - こんばんは!いつも楽しみにしてます!リクエスト大丈夫ですか? (2021年2月4日 23時) (レス) id: 1f79981bd4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:れんり。 | 作成日時:2020年12月20日 22時

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