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侑「アホかお前は!どこぞのババアや!」


『そ、そんなこと言わなくても良いじゃん!』


治「年頃の男にするプレゼントじゃないやろコレ」


銀「まあまあ、でもこんな丁寧に梱包してくれてるし渡すだけ渡そうや、な?」






せっかく選んだものを双子たちに見せると
大ブーイング

泣きそう


割と頑張って考えたのに…






『じゃあ、いいよ!そのお金は貰わないからツムたちで他の選べば良いじゃん!』






ばっと勢いよく席を立って教室を出た
いかん、あんな奴らの前でムキになっちゃった



今はお昼の時間
バレー部2年が私の所に来て
プレゼントを見せろと言われたので
見せたら怒られました


そして私は子供っぽいこと言ってしまいました





ああ、後で謝っておこう
そう思いながら今日は
別の場所を探してご飯を食べることに






割とどこも人居るんだよなぁ
訳もなく階段を上がっていくと屋上にたどり着く



数人いるけどいっかここで
1人で食べてるってバレないように
こそこそと陰に隠れて食べる




空、変な色だな
雲が多く今にでも雨が降りそうな空



早く食べ終わろう



ぼやーっとお弁当を食べていると
ぽつぽつと雨が降り出した

と思ったらバーーと雨が降ってきた


何してんだろう私






今日の運勢の悪さにため息して
慌てて中へ入った


けど、私は手遅れでびしょ濡れ


他に食べていた子達は少ししか濡れていなかった
私を見てくすくす笑う人達


ああ今日はこういう日かと思いながら
とりあえず先生に伝えに行こうと思い職員室へ向かった


地面に滴るほどでは無いけどこれは流石に寒い










北「峰さんどないしたん?」


『き、北先輩…』


尾「ほんまや!なんでそんな濡れてるんや?!」






階段をのそのそ下っていたら体操服の北先輩と
…たぶん同じバレー部の尾白先輩


あはは〜なんて誤魔化すとパサッと
羽織っていた体操着のジャージを被せてくれた






北「アラン、先体育館いっといてこの子連れていくわ」


尾「おう、一応先生にも言うとく」


北「ありがとう」






すると北先輩は私の背中を擦りながら
歩き始めた


私もつられて隣を歩く





特に会話も無かったけれど
この時間が一瞬に感じた




北先輩は保健室に付いてきてくれた後
“風邪に気ぃ付けや”と頭を撫でて
保健室から出ていってしまった







保「いい男やね、北くんは」


『そう、…ですね』








保健室の先生の言葉に
ただ頷くことしか出来なかった










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設定タグ:HQ , 北信介 , 稲荷崎   
作品ジャンル:恋愛
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比奈(プロフ) - Ninonさん» Ninon様:コメントありがとうございます!可愛いと言って貰えて多分喜んでると思います!この2人を見てる限り少し長い話になってしまうかもしれませんが最後までよろしくお願い致します!🦊🖤 (2023年1月29日 10時) (レス) @page12 id: aff0088c77 (このIDを非表示/違反報告)
Ninon - 北さんと夢主ちゃんがかわいすぎて!応援してます(^^) (2023年1月29日 9時) (レス) @page10 id: 8449700e48 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:むむたろう | 作成日時:2023年1月27日 5時

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