あつい 【北信介】

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〜〜〜〜〜〜♪







「･･･えっ！？」






家に着いた頃。

練習試合の余韻に浸りながら
追加が来た北さんのLINEを見ていると
画面が着信画面に切り替わった。




相手は･･･北さん。
今、私の頭の中を占領している
北さん。






「えっ え、
どうしよう！」






ただの通話の着信、
相手に顔が見えるわけではないのに
さっと部屋の鏡を見て
前髪を手櫛で整える。


ちょっとハードルが高すぎる。
心臓の音が早すぎて
今電話を取ったら北さんに
ドキドキがばれてしまいそう。





だけど






「･･･もしもし」






北さんの声が聞きたい。
電話をかけてくれて、嬉しい。



その気持ちが勝って
勇気を出して画面に表示された
緑色のボタンをタップした。







『ん、佐々木さん？』



「･･･はい そうです」



『急にすまんな
LINE聞いて、電話かけて』



「･･････はい」









携帯から聞こえてくる声は
たしかに北さんの声だった。


でも電話越しの声は微かに低く聞こえて、
またそれが私の心拍数を早くする。



急にすまんって、本当よっ！
急すぎる、急すぎるのよっ！
急すぎて全然なにも整理できてないっ！









北さんに聞こえないように
ふう、と深呼吸する。

落ち着け、私。






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