恋におちたら

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しっかり寝ちゃってるAをもう一度起こすのは可哀そうだったけど、
荷物もあったし、何とか声を掛けてAを支えながら部屋まで歩かせる。




「だいじょうぶ〜。

おきてま〜す。」


って、機嫌よく無防備に

時々ギュッて抱きついてくるAに無駄にドキドキ。





あ〜もう！

バカA。



他の男の前で、こんなんなるまで絶対飲むなよ。






部屋につくと
寝ぼけながらもちゃんと自分で靴を脱いで揃えてるのがなんか笑える。




Aのコートを脱がせて取りあえずソファーに座らせたとたん、目を閉じるから。



ダメじゃん。


…………秒で寝ちゃう、これじゃ。



さすがにシャワーは無理そうだったけど、このまま寝かせられないから




「A、ほら。

着替えだけして。」


って、俺のジャージ持たせて洗面所に連れてく。




ドアを閉める前に、Aにふざけて


「大丈夫？一人で着替えられる？

……手伝ってあげよーか？」



って言ったら、真っ赤になって



「だ…………だ、だいじょうぶ！」

って。




おまけに

「ぜ〜ったいのぞかないで〜。」


って、プリプリしながら自分でドアを閉めた。




怒ってるつもりかもしれないけど、
可愛いしかないから(笑)








しばらくたっても洗面所から出てこないA。



もしや、ってドアをノックしても返事がない。



「A〜。

起きてる？開けるよ。」



そう言って、そーっとドアを開けると………。




着替え終わって



その場で座り込んで、
膝を抱えて寝そうになってる(笑)




ご丁寧に
脱いだ服はきちんとたたんであるのが、また笑えて。






あ〜もう、
ホントに………。






「ほら、A。

ベット行くよ。」



って、起こしてベットまで連れてって。



ここが俺んちだってこと、わかってる？



無防備に、あっという間に寝ちゃった(笑)






俺もさっとシャワーを浴びて、ベットに潜る。



「おやすみ。」


って、Aのおでこにキスして。





あ〜誰か、俺の理性を褒めて(笑)







Aをそーっと抱き寄せる。






でもなんだか、




Aの寝顔を見てるだけで心が満たされて、幸せな気持ちになって。








俺もあっという間に眠りに落ちた。

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