*149〜Side:2 ページ3
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Aちゃんと迎える朝は、いつだって穏やか。
微睡みの中、髪を撫でられる感触でAちゃんが起こしに来たことに気付いたけど、まだ寝たフリ。
「高嗣…朝だよ、起きて。」
そう言いながら、俺の頬を優しく引っ張るから、今度はその手を俺が引いてAちゃんに逆襲(笑)
簡単に俺の腕の中にすっぽり収まるし。
Aちゃんの優しい香りをふわっと感じて………眠気と、もう起きなきゃって気持ちと、朝からイチャイチャしたい気持ちと格闘する(笑)
「おはよ、朝だよ。」
「………知ってる。」
「もうご飯の用意出来てるよ。それとも先にシャワーしてくる?」
まだ頭ん中フワフワしてる俺にそんな現実的なこと聞いて来るけど、、、腕の中で上目遣いでこっちを見てるAちゃんが可愛すぎるから、圧倒的にイチャイチャしたい気持ちが優勢(笑)
「ん、、、もうちょっとこうしよ?」
「ダメだってば///。」
そんなこと言っても、ホントはダメじゃないんでしょ?だって、全然抵抗しないし(笑)
Aちゃんと過ごせる時間は、いつも俺の癒し。
普段よりぐっすり眠れる気がするし、このところの忙しさをちょっと忘れて、気持ちもリフレッシュできる。
「Aちゃんをギュってしてるだけで、安心する。」
思わず本音が漏れちゃって、ちょっと恥ずかしくなって、照れ隠しにAちゃんをおりゃーって羽交い絞めみたいに強めにホールドする。
「もー、、痛いってば(笑)」
笑い合って、目が合って、、、渇いたキスを繰り返す。
細い肩をもう一度抱き寄せる。
熱っぽい目で俺を見上げて、ハァって甘く吐息を漏らすのずるくね?
朝からダメなやつじゃん、これ。
ついシャツの下から手を忍び込ませただけで、ビクッて小さく反応する。
あ〜もう、可愛い。。。
「だから、ダメだって、、、」
そう言いかけたAちゃんの唇を、キスで塞いだ。
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カーテンから零れる朝の日差しと、Aちゃんの白い肌が透き通る様にキレイで。
こんなにも無防備なAちゃんを、誰にも知られたくないし、ずっとずっと俺の腕ん中に閉じ込めておきたいって独占欲。
禁断の果実の味を知ってしまったみたいな少しの罪悪感と、それよりもっともっと大きな幸福感。
ただ、Aちゃんを抱きしめていたい。
………………「愛しい」って、こんな気持ちなのかな。
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めろん(プロフ) - にかはるかさん» ありがとうございます(^^♪私にとっても思い入れのある2人なので、完結してちょっと淋しくもあります。まだノープランですが、2人の未来をゆっくり考えてみますね。 (2019年10月24日 10時) (レス) id: 85fa9eafbf (このIDを非表示/違反報告)
にかはるか(プロフ) - 完結おめでとうございます!2人の関係がすごく好きでした。最後は号泣でした。高嗣サイドも続編も短編も待ってますので宜しくお願いします! (2019年10月23日 10時) (レス) id: 1c69577c40 (このIDを非表示/違反報告)
めろん(プロフ) - りっちゃんさん» ありがとうございます!後半は少しハラハラさせてしまってゴメンなさいw。私的にも、ゆっくり柔らかく愛を深めていく2人を描きたかったので、伝わってくれてるとすごく嬉しいです。 (2019年10月7日 12時) (レス) id: 85fa9eafbf (このIDを非表示/違反報告)
りっちゃん(プロフ) - 連載お疲れ様でした!!すごく良いお話でした…。ほっこりするというか、にかちゃんと主人公ちゃんの間には、ゆったりほんわかした雰囲気や空気感が感じられました。読んでいてハラハラする時もありましたが、読み終わるとほんわかした気持ちになることが多かったです。 (2019年10月7日 0時) (レス) id: 3f1fc3d1a7 (このIDを非表示/違反報告)
めろん(プロフ) - ひよさん» ひよさん、あたたかい言葉ありがとうございます。そして「にかちゃんがにかちゃん」って言って頂けてホッとしています♪続編、まだノープランですがwゆっくり考えますね! (2019年10月6日 1時) (レス) id: 657646c020 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:めろん | 作成日時:2019年6月25日 17時