あの日の未来へ...

story17　北山side ページ17

Aが寮を出てって数分...。


俺は今起こっていることがまだ理解できなかった。


.


みんなも理解できないのだろう。


いつもは冷静な横尾さんまでもがあたふたしてる。


.

北「Aがまたいなくなる...。」


.


ふと頭の中に浮かんだのはそれだった。


みんなの頭の上には？が浮かぶ。


.


二「きたみつ、またってどういうこと？」


.


二階堂のそんな声も、今の俺には届かない。


.

北「Aがっ...Aがっ！」


.

昔のことが頭によみがえってくる。


どんどん、胸が苦しくなり、

息がしづらい...ヤバい...


.


藤「北山っ！落ち着けっ！なっ？」


.


と、藤ヶ谷が近くにあったビニール袋を

俺の口元にあてる。


.


ゆっくり深呼吸を繰り返す。


やっと息が落ち着いてきた。


.


北「はぁ...はぁ...」


千「きたみつ、大丈夫？」


.


メンバーが俺の顔を覗き込む。


久しぶりに過呼吸になったな...。


.


北「ごめん。大丈夫...。」


玉「よかったぁ〜！ビックリしたぁ」


横「あのさ、北山。Aちゃんとどういう関係なの？」


.


横尾さんに聞かれて、

俺は昔のことを話し始めた。


.


.

story18　藤ヶ谷side→←story16　過去→現在

ラッキーアイテム

革ベルト

ラッキーきすメン

わたくし、宮田です。by宮田俊哉

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す