この世界に2人だけ - 最終話 ページ6
騒がしい4人は
瞬間移動を操る
黒いフードの人に連れられ
消えて行った。
「 ほんと騒がしいなあ。ごめんね、なんかルハン、昔から俺のこと好きすぎるんだよね。 」
おかしいよね、と笑うミンソク王子。
でも
ルハンさんの気持ち
なんとなくわかる気がする。
初めて見た時から
きっと虜になってたんだと思う。
「 じゃあ、改めて。 」
そういうと、
『 綺麗…。 』
赤い薔薇1輪。
「 赤い薔薇一輪の花言葉は一目惚れ。僕は、貴女に出会い、一目惚れし、恋をしました。貴女の頑張ってる姿、笑った顔、花に対する思いやり、全てが好きです。良ければ、僕の側にいてくれませんか? 」
私の答えは
『 もちろん。私も、ミンソク王子が好きです。お側に、いさせてください。 』
「 ミンソク、そう呼んで。 」
『 …恐れ多いです!、 』
「 えー、王子って呼ばれるの嫌だなー、A。 」
今、私の名前…!
「 知ってるよ、名前くらい。ほら、 」
そう言って
彼が指差す先には
『 あ…、 』
制服についたネーム。
思いっきり名前が書いてた。
『 そういえば、ネームつけてましたね。うっかりしてました、わっ、 』
気づくとミンソク王子の腕の中。
「 そういう、真面目なのにちょっと抜けてるところも好きだなあ。 」
こんなに好きって言われたの、
生まれて初めてかもしれない。
しかも相手は大好きな王子。
幸せだ…!
『 私も、好きです。…ミンソクさん。 』
Fin.
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作者名:*** | 作成日時:2018年2月13日 0時