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――― どのくらい、眠ったんだろうか。
「 …っ、……? 」
先ほどとは違う、涼しさのある快適な、
ここは一体どこだろう。
カーテンで周りを仕切られている為、
部屋全体を見渡すことは出来ないんだけど
恐らく、ここは保健室…だよね?
多分、隣のベットに凛月さんは寝ているだろう。
さっきより軽くなった身体を起こして、一呼吸する。
きっと、凛月さんと私を運んでくれたのは真緒だ。
真緒に連絡しないと……。
意識が飛ぶまで手にしていた携帯は、
案の定、手の中にはなくて。
どこだろうと探しているとき、
突然、閉まっていたカーテンがシャッと開いた。
「 っ?! 」
「 わあっ?!…吃驚した、
もう起きてたんだね!よかった〜…。
そうだ、明星くん呼んでこなきゃ!」
カーテンが開いて、目の前に現れたのは
金髪で、綺麗な緑色の瞳に、青い眼鏡をかけた男の子だった。
彼は起きていた私に驚きながらも、
私が起きたことを¨ 明星くん ¨とやらに
伝えに、保健室を出て行った。
そして、すぐ近くに明星くんがいたのか
数分も経たないうちに戻ってきた。
先程の彼の隣にいるのは、オレンジ頭の男の人。
あれ、なんかこの人どっかで……?
「 やっほう☆ 初めまして!
目、覚ましたんだね!
大丈夫?頭とか、痛くない?」
「 …あっ、はい。大丈夫です 」
そう答えると、二人して目を合わせ、
良かった〜と、安堵の胸を撫でおろしたように見えた。
「 あ、俺 明星スバル!
君はサリ〜のお友達?なんだよね? 」
「 サリ〜…? 」
「 サリ〜っていうのは、
明星くんが衣更くんにつけた渾名だよ。
ちなみに、僕の名前は遊木真っていうんだ!よろしくね!」
眼鏡の人が遊木くんで、オレンジ頭の方が明星くん。
どうやら二人は、
真緒の友達で、同じユニット仲間らしい。
ていうことは、二人は¨ Trickster ¨なのか。
…あれ?
ていうことはこの人達って、アイドル科の人達?
ままま、まずい……!
もし、この事が先生や華達にバレたりしたら
私、もう学校には行けなくなる…!
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ルビィ - この作品何度も読み直しています。続きが気になります。更新して欲しいです。 (2019年11月6日 20時) (レス) id: 49488ecbb9 (このIDを非表示/違反報告)
瑠璃(プロフ) - ゆうたさん» わあああ、お恥ずかしいです…。ご指摘、有難うございます! (2017年6月25日 19時) (レス) id: 8101eae6b8 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうた - りつの、りは凛ですよ! (2017年6月12日 15時) (レス) id: 88d6a4021e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:瑠璃 | 作成日時:2017年3月19日 22時