検索窓
今日:6 hit、昨日:10 hit、合計:824 hit

359 ページ22

不安になっちゃったか。そりゃそうか。ゆっくり聞いてみるかな

ひろにぃ『そっかぁ。何が不安になった?言えるなら言って欲しいかな。横になったまんまにする?それとも起きてギュッってする?どうする?愛沙のしたようにしていいよ?どうしたい?』

ここ『…おにぃ、絶対、嫌にならなぁい?…このまんまがいいっ。だっておにぃの胸にグリグリできるし、心臓の音聞いてる方が安心するぅ。』

ひろにぃ『絶対に嫌いにならない。だって俺、ずっと愛沙のこと大好きだからね!じゃあこのまんま話そうね』

ここ『…うん…ここ…ここ…ここね?』

ひろにぃ『うんうん、ゆっくりでいいから話してごらん、大丈夫だからね』

ここ『…ここ…ここ…おにぃ達になんにもしてあげられない…してあげられてない…迷惑しかかけてない……泣。ここ…みんなといたいけど貰ってばっかりで……なんにもしてあげられない…泣。ここ…こんなんだから…みんな嫌いって…なる。ここ…やっぱりいらない…泣。ここ…ばっか…甘えてるから…みんな…嫌になる…ここ…はぁはぁ…ここ…おにぃ達から…嫌に…はぁ…なる』

ちょっとずつ呼吸が苦しくなってきた。

ひろにぃ『大丈夫、大丈夫。ゆっくり息吸ってね、はいてね、大丈夫だよ。おにぃもパパもママもにぃにぃもみんな離れないし、愛沙だから甘えさせたいって俺に言ってたよ。ちゃんと愛沙、にかに話してるでしょ?だからにかも安心してるんだよ。言わない人もいる中でちゃんと愛沙は伝えてるんだからいい彼女。』

ここ『はぁはぁはぁ…そう…なのかなぁ…おにぃ、苦しい』

ひろにぃ『大丈夫、大丈夫。ゆっくりおにぃの声だけ聞いてて。俺ら7人、愛沙だけのお兄ちゃんでママでパパなんだよ。忠義もそう。愛沙だけのお兄ちゃん。愛沙、怖いことも不安なことも沢山あるけどそれは心の傷だからゆっくりおにぃやママやパパやたぁくんやらに言ってごらん?心配するのも気にするのもあるけど言っていいことなんだよ。みんなになどうしたらいいの?って。どんなことでも話していいの。1人で沢山悩んで答え出して耐えてきたんだから怖いことも不安なとこも耐えなくていいの。みんなに助けてって言っていいんだからね。』

ここ『……うん。ここ、我慢もなんにもわかんないもん。……はぁはぁ。…話して…みんなが心配するなら…ここ…言わない方がいいのかなって。1人でどうにかした方がいいのかなって…はぁ。助けてって言えない…』

ひろにぃ『そっかぁ。合図決めよっか?』

360→←358



目次へ作品を作る
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 0.0/10 (0 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
作品ジャンル:その他, オリジナル作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:希絆 | 作成日時:2022年12月1日 17時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。