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ゆっくり話していこう
ひろにぃ『愛沙、おにぃの声だけ聞いててね。大丈夫だよ。ちゃんと、苦しいって言えて偉いね。いい子、いい子。おにぃもパパもママも誰も痛いことも愛沙の嫌なことはしないからね。離れることもないからね。愛沙がいないとおにぃ、生きていけないの。おにぃの大切な大事なたった1人の家族なんだよ。愛沙のこと絶対苦しいことも痛いこともしないからね。だから、愛沙、我慢しないで沢山おにぃって甘えておいで。沢山言いたいこともなんでも言っていいからね。沢山今は、泣いてていいよ。愛沙、いい子だからね。大丈夫。』
ここ『……泣。おにぃ…ここ、1人…。おにぃ居ないのダメっ。ここ、悲しい。苦しい…泣。ここ、我慢やめたぁ。ここ、おにぃって沢山呼ぶ。おにぃ、ここのこと……離さない?離れない?ここ、負担にならない?みんな、負担じゃない?ここ、こんなんだから嫌にならない?泣。ここ、悪い子…迷惑ばっかりだもん…パパもママも…迷惑…』
ひろにぃ『よしよし、大丈夫。愛沙のことは絶対に悲しませないからね、離れないから安心してね。愛沙は悪い子じゃないよ。いい子。誰も迷惑じゃない。大好きだからずっとそばにいるんだよ。大好きって言うんだよ。パパもママも愛沙のこと大好きだからね!ママならこの時間に起きてるから電話してみようね』
話してたら朝の6時になってたから横尾さんなら起きてる。大丈夫!藤ヶ谷は寝てるかもしれないから。
ここ『……ママ…はなしゅ……』
ひろにぃ『よし、そうしようね。繋がるまでずっとおにぃのことギュッしててね。』
横尾さんに電話をする。やっぱりでたね。
ひろにぃ『横尾さん、おはよ。愛沙と話してもらっていい?愛沙、不安になっちゃったみたいだから。夢で色々とあったから。』
わた『おはよう、みつ。いいよ。話すね!』
〜はい、愛沙、ママ
ここ『…ママ…』
わた『おはよう、ここちゃん。寝れた?不安なことあった?』
ここ『…ママ…パパ……ここのこと……殴ったぁ…いらないって殴ったぁ…ここ、悪い子だから、迷惑ばっかりかけてるから……いらない?……ママ…と…パパ…と…バイバイ……しゅするぅ?』
わた『そうだったんだね。ママもパパも絶対に可愛い娘のことを殴ったりけったり叩いたりしないよ。バイバイもしない。いい子なんだよ。ちゃんとみつに助けて言えたでしょ?ママにも電話で話せたでしょ?こんなにいい子のこと離さないよママは、ここちゃんだからママになったんだよ!』
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作者名:希絆 | 作成日時:2022年12月1日 17時