検索窓
今日:10 hit、昨日:7 hit、合計:60,893 hit

532話 ページ40

リナside


午前の部活を終えた私は、A達との約束の通り男バス体育館へ足を運んだ

いつもはうるさい体育館から2人分のバッシュのスキール音が聞こえて

わたしがドアを開けるとさらにその音は激しくわたしの鼓膜を揺らした

「お」

ドアを開けると目の前で地べたに座っていたのは尾川くんだった

「やっほー」

私が軽く手を振って挨拶すると、彼も「お疲れ〜」と軽く手を振りながら暑そうにおでこの汗を拭った


流れでなんとなく尾川くんの横に座って、バッシュのスキール音を目で辿る

目線の先では大きなでかいやつとそれに比べては不恰好な小さいやつが1on1をしていた

「なにあれ笑」と私が笑うと、尾川くんは「ドリブルの特訓らしい」と笑い返してくれて

それと同時にボールを取られたAが大声を上げた


そんな声に笑いが漏れたわたしに気がついた彼女は、ボールや彼氏のことなんてお構いなしにわたしの元へかけてきて

「リナ〜っ!!久しぶり!!」と熱いハグを求めて大きく手を広げた


そんな姿にわたしも大きく手を広げながら立ち上がり、私たちは汗のたちこもる暑い暑い体育館で熱い熱いハグをした

お互い部活で学校にはきてるはずなのにうまく噛み合わずあまり会うこともなく

海に行った時以来、なんだかんだ2週間ぶりの再会だった

「A、練習頑張ってるじゃん」

と私が笑いかけると、彼女は「まー、それなりに。」と照れ臭そうに笑って

後ろから黄瀬くんが「毎朝4キロのランニング一緒にやってるんスよ」と声をあげた

その言葉に私が驚いたと同時に、彼女も「なんで言うの!?!」と驚いた声をあげて

そのまま軽い言い合いになる彼らをみて夏休み前を思い出した気分になった

533話→←531話



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (40 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
141人がお気に入り
設定タグ:黒子のバスケ , 黄瀬涼太 , 黄瀬   
作品ジャンル:アニメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

りん(プロフ) - zhenyangjingkouさん» ドキドキだなんて…嬉しいです( ; ; )温かいお言葉ありがとうございます( ; ; ) (2021年1月25日 18時) (レス) id: 6b9a318112 (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - Mさん» いつもいつもいつもいつもありがとうございます( ; ; )( ; ; )( ; ; )これからも末長くよろしくです (2021年1月25日 18時) (レス) id: 6b9a318112 (このIDを非表示/違反報告)
zhenyangjingkou(プロフ) - いつも愉しく作品を読まさせて頂いております。こちらの作品は面白く、ドキドキするところが多いのでいつも読んでいます。これからも頑張ってください!! (2021年1月24日 10時) (レス) id: 6cb8df7d81 (このIDを非表示/違反報告)
M - 更新再開、嬉しいです!まだ読み続けてますからね!頑張ってください! (2021年1月23日 19時) (レス) id: 7323c34b15 (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - ゆまさん» わぁぁ嬉しいです( ; ; )最近忙しくてゴミ更新だったんですけど、今日からまた爆速になるのでご安心くださいっっ!!!! (2021年1月21日 11時) (レス) id: 6b9a318112 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:りん | 作成日時:2020年12月17日 7時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。