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486話 ページ45

朝から、ずっと脳にモヤがかかっているような感覚

脳裏に焼きついた氷室さんの言葉

夢のような秀徳のどんでん返しだった勝利


会場に着くと、俺も大会の魔物らしきものに完全に飲み込まれていた


キャプテン故の緊張、?ううん、そんなものじゃない


「今日は、後半までゾーン取っておいてね」

Aが控え室で休む俺の元へ歩いて来て、「絶対優勝」と、タオルを首にかけた俺の背中にグーパンをした


Aはきっと、俺がとてつもなくいつもと違う雰囲気なことに気がついている


…尾川もか、



何度負けただろう


公式戦でちゃんと勝ったことないんじゃないスかね俺ら


やっと勝ち上がった去年のインターハイでは桐皇にボロクソに負けて


その桐皇は今年どこで敗退したのかもわからない


中学の時みたいな、憧れの人の背中を追いかけて
全力で努力して負けて泣いて

悔しさでさらに頑張れたあの頃の俺たちがいちばん

青春だったんだ。









ピーーーーーー





試合開始の笛が鳴り、俺はボールを手に取った


『嫌だ』



『負けるもんか』



「…おいっ、黄瀬!!」



ボールを握った俺の後ろから尾川の心配そうな声が聞こえる


「…まって!まだ、!!」


A、なんスか、?その辛そうな顔は


「…ここまで、やっと、登って来たんスよ、」

心の中の憎悪が膨らんで、俺はそれが引き金だったかのように



「…ぜってぇ負けねぇ!!!」


ゾーンに入った

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設定タグ:黒子のバスケ , 黄瀬涼太 , 黄瀬   
作品ジャンル:アニメ
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りん(プロフ) - 湊さん» めちゃくちゃ今更すみません!!このコメント見て調べて声出して笑いました笑笑笑笑ご指摘有難うございます!!書き換えるのしんどいのでこのまま行きます笑本当に有難うございました笑笑 (2021年1月3日 3時) (レス) id: 6b9a318112 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - インターハイ編って黄瀬達三年生ですよね…?氷室さん一つ年上なので卒業してますよ…? (2020年12月18日 14時) (レス) id: ef148efd04 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:りん | 作成日時:2020年12月6日 11時

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