検索窓
今日:16 hit、昨日:1 hit、合計:59,120 hit

484話 ページ43

試合が終わり、ロッカールームを出てロビーに向かうと、応援してくれていたみんなが俺たちを直接祝福しようと待っていてくれていた

秀徳の二軍三軍に加えて、同じクラスの奴ら、女バスの奴ら…、そして黄瀬。


俺らが出ていくと、パチパチと大きな拍手で迎えてくれて
俺らも大きくお辞儀をした


すかさず寄ってきた黄瀬に、挑発的な顔で「まさか勝っちまうとは思わなかったッスわ」と笑われて

俺は負けずに鋭い眼で「お前らも食われねぇようにな」と笑った

いつもなら真ちゃんに「変な挑発するな高尾」と怒られるところなんだけど

何も言わずに俺の横に立った真ちゃんは、「言っておくが、今回の俺たちは過去最強なのだよ」と言い放って


俺は嬉しさと照れでとても複雑な表情で驚いてしまった


もちろん驚いたのは俺だけじゃなく、目の前の黄瀬も少し目を見開いて

「上等ッスよ」とニヤリと笑った



それと同時に少し遅れて来たのか、視界の端に白河ちゃんとリナが走ってくるのが見えて

俺は思わずカバンを捨てて彼女の元へ駆け寄った


「…っ!!」


驚いている周りの声なんてどうでもいい

俺は汗臭い体で、目の前の俺を救ってくれた女神の体を強く抱きしめた

「おめでとう、おめでとう、高尾くん、すごいよ、」


彼女の声は震えている


抱きしめてすぐに離れると、彼女は俺の両手を掴んで「明日は秀徳応援する。」と力強い目で俺を見た


「…え!?」と俺が驚くと、黄瀬と白河ちゃんは意を結したような表情をしていて

「中途半端な気持ちで海常応援するなら、もう秀徳応援しなって怒った」と白河ちゃんが笑った


それとともにもう一度俺に抱きついたリナは、「勝ってね!!優勝だよ!!!」と叫んで


俺は力強く



「…っ、



任せとけ!!」

と、返事をした。

485話→←483話



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.5/10 (19 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
102人がお気に入り
設定タグ:黒子のバスケ , 黄瀬涼太 , 黄瀬   
作品ジャンル:アニメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

りん(プロフ) - 湊さん» めちゃくちゃ今更すみません!!このコメント見て調べて声出して笑いました笑笑笑笑ご指摘有難うございます!!書き換えるのしんどいのでこのまま行きます笑本当に有難うございました笑笑 (2021年1月3日 3時) (レス) id: 6b9a318112 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - インターハイ編って黄瀬達三年生ですよね…?氷室さん一つ年上なので卒業してますよ…? (2020年12月18日 14時) (レス) id: ef148efd04 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:りん | 作成日時:2020年12月6日 11時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。