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480話 ページ39

緊張感が張り詰める空気のまま、最終Qが始まった


これが、決勝への切符を掴む最後のチャンスだ



…俺と真ちゃんの全てが、決まる。



最終Qは俺のボールから始まった。

荒くなる息、手汗で滑りそうなボール。


集中しろ、真ちゃんはどこだ

どこを通せばうまくいくだろうか



「まいったな、ここまで点差を詰められると思わなかったよ」



俺が考えている間に目の前に現れた赤司


「…っ!」


あか、し、…?



「…だが、勝つのは洛山だ…!!!!」


一瞬、何が起きたか分からなかった


目の前が急に回転して


俺は気がついたら地面に手をついて


赤司を見上げていた



静まる会場


アングル、ブレ…イク?…いや、そんなはずは



ダムッ、ダムっ…


ボールが地面を跳ねる音が響いて


赤司はそれをゆっくり拾い上げながら俺の方を鋭い目で見下して


「頭が高いぞ」


低い声でつぶやいた






俺は咄嗟に立ち上がる


赤司は素早いドリブルで即座に3Pを決めた



どうなって、やがる、



ボールも持ってないのに、アンクルブレイクを発動させたというのか


くそっ!!!!!!




秀徳ボールになって、俺はすぐにボールを受け取ろうと手を伸ばした



その瞬間、




「高尾!待て!」


パシッと肌の音が聞こえて


「ファール!10番!」




血が引いていく感覚に吐き気すら感じた

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設定タグ:黒子のバスケ , 黄瀬涼太 , 黄瀬   
作品ジャンル:アニメ
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りん(プロフ) - 湊さん» めちゃくちゃ今更すみません!!このコメント見て調べて声出して笑いました笑笑笑笑ご指摘有難うございます!!書き換えるのしんどいのでこのまま行きます笑本当に有難うございました笑笑 (2021年1月3日 3時) (レス) id: 6b9a318112 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - インターハイ編って黄瀬達三年生ですよね…?氷室さん一つ年上なので卒業してますよ…? (2020年12月18日 14時) (レス) id: ef148efd04 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:りん | 作成日時:2020年12月6日 11時

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