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479話 ページ38

ビーーーーーー




『ワァァァ!!』


大歓声の中、試合は再開した


さっきまで重く暗かった空気は打って変わって全てが輝いて見える

大丈夫、やれる。強くそう思って

真ちゃんが差し出した拳に、俺も強く拳を突き出した


「どうやら君のことをみくびっていたようだ。」

目の前でボールを突く赤司の目はさっきよりも冷静で冷たかった

さっきまでなら足がすくんでいたはずだけど、俺は何故か思わず嬉しくなって、ブハッと笑い声を漏らしてしまって

それとともに俺の口から「いーぜ、俺は脇役だからサ」と漏れていて

それに赤司が驚いた隙に、パシンとボールを叩いた。


「…なっ!!」

赤司が悔しそうな顔して後ろをすぐ振り返ったけど

そこには少し微笑んだ真ちゃんがボールを掴んでフォームに入っていた


瞬く間に鳴り響いた笛の音


「高尾、スイッチが入るのが遅いのだよ」

自分の位置に戻る真ちゃんに頭をわしわしされて、俺も目に溜まった想いが溢れそうになった


「8点差…、…いくっきゃないっしょ、真ちゃん!!」


俺たちは、11点差で始まった第3Qで4点差まで縮めることに成功した。


あと少し、会場はすでに俺たちの空気になっている

「秀徳いけぇーーーー!!」


「いけるぞこれ!!」


乾いた音が鳴るたびに、笛がなるたびに、熱い声援が上がっていた




俺たちも少し、いけるかもと思ってしまった



ビーーーーーー

「第3Q終了です」


…赤司の変化にも気が付かずに

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設定タグ:黒子のバスケ , 黄瀬涼太 , 黄瀬   
作品ジャンル:アニメ
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りん(プロフ) - 湊さん» めちゃくちゃ今更すみません!!このコメント見て調べて声出して笑いました笑笑笑笑ご指摘有難うございます!!書き換えるのしんどいのでこのまま行きます笑本当に有難うございました笑笑 (2021年1月3日 3時) (レス) id: 6b9a318112 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - インターハイ編って黄瀬達三年生ですよね…?氷室さん一つ年上なので卒業してますよ…? (2020年12月18日 14時) (レス) id: ef148efd04 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:りん | 作成日時:2020年12月6日 11時

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