463話 ページ22
リナside
男子バスケ部と同じ時期に、女子もインターハイが開催されていた。
わたしたちが準々決勝をする今日は、男子の準決勝を違う会場でしている。
海常高校女子バスケットボール部は、午前の試合…なので、うまくいけば午後の秀徳と洛山の試合を見に行けるはずだ
わたしは会場に向かう電車の中で期待が高まる胸を必死に抑えて、Aにメッセージを送った
彼女も移動中なのか、すぐに既読がついて
『ありがとう！海常優勝だよ！！』のメッセージが表示されて
思わず笑みが溢れた。
私たちの初戦の相手は、秀徳だ
いつか当たるだろうとは思っていたけど、同じ関東だからってこんなに運悪く当たってしまうものなのだろうか
変な気持ちなしに頑張りたいと思ってるけど
やっぱり秀徳レギュラーの、高尾くんのこと好きな子が気になってしまう
わたしが不安のつまった小さなため息を漏らすとともに目的地を知らせるアナウンスが流れて
重いカバンを持ち上げて電車を降りた。
高校最後の夏。
前回のウィンターカップでは初戦敗退で苦い思いをしたから、もう負けたくない。
せっかく上り詰めたレギュラーで
このチームのために戦いたい。
高校一年生の時はただの部活ってイメージだったし
女バスは全然強くなかったけど
男子の強さに魅了されて、この女バスだって2年間血反吐吐きながら頑張ってきたの
大丈夫。
あまりの緊張に昨日からあまりメッセージの返事がない高尾くんに
ちゃんと笑って勝利の報告をするんだ
わたしは会場へ向かう人混みの中、誰にもバレないように拳を握った
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りん(プロフ) - 湊さん» めちゃくちゃ今更すみません！！このコメント見て調べて声出して笑いました笑笑笑笑ご指摘有難うございます！！書き換えるのしんどいのでこのまま行きます笑本当に有難うございました笑笑 (2021年1月3日 3時) (
レス) id: 6b9a318112 (このIDを非表示/違反報告)
湊(プロフ) - インターハイ編って黄瀬達三年生ですよね…？氷室さん一つ年上なので卒業してますよ…？ (2020年12月18日 14時) (レス) id: ef148efd04 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りん | 作成日時：2020年12月6日 11時
