444話 ページ3
高1の頃とは違う、砂利の駐車場に集合になった俺たち
1年生はまだ分からずソワソワしていてなんだか笑顔が溢れる
このメンツなら別にイチャイチャしても問題ないだろうと思っていたのに
Aが見当たらない
張り切って少し早めにきてしまったからか、俺もずっと目でAを探していた
じゃり、じゃり、と音を立てながら奥から笠松先輩が歩いてきて、肩に手の感触
「白河はな、あの一年に今日のメニューの反省会頼まれて一緒にノートつけてたみたいだ」
笠松先輩の言葉に少し寂しくなって、でもバスケを頑張ってる後輩に嫉妬なんて醜い感情をぶつけたくなかった俺は、「そうなんスね!了解ッス」と笑顔を向けた
笠松先輩は少しびっくりしたような顔をして「お前変わったな」と口にすると、
「嫉妬とか我慢できるようになったのか」と俺の頭を嬉しそうにわさわさ撫でた
「ちょ、なんなんスか!!」
俺が慌てているのにも関わらず止まらない手に少し困りつつ嬉しくなって、なんだか懐かしい気持ちでいっぱいになった
そんなことをしていたら砂利を鳴らしながら監督が歩いてきて
その手には大きな袋。
それを見たみんなの顔が明るくなって、笠松先輩は大きな声で叫んだ
「今年も花火するぞー!」
その声にみんなは野太い声で返事をして監督の元へかけて行った
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りん(プロフ) - 湊さん» めちゃくちゃ今更すみません!!このコメント見て調べて声出して笑いました笑笑笑笑ご指摘有難うございます!!書き換えるのしんどいのでこのまま行きます笑本当に有難うございました笑笑 (2021年1月3日 3時) (レス) id: 6b9a318112 (このIDを非表示/違反報告)
湊(プロフ) - インターハイ編って黄瀬達三年生ですよね…?氷室さん一つ年上なので卒業してますよ…? (2020年12月18日 14時) (レス) id: ef148efd04 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:りん | 作成日時:2020年12月6日 11時