459話 ページ18
『来たぞ！！！秋田の強豪！陽泉だ…！』
『紫原でかすぎだろ、まだ伸びてんのかよ…、！！』
『キセキの世代、黄瀬涼太ひきいる海常も負けてねぇっ！！』
『スッゲェオーラだ！！』
陽泉との試合は会場の熱い声援とともに始まった
ピーーーーーー！
はっきり言って陽泉と黄瀬くんは相性最悪である
黄瀬君は足をもともと壊しやすくて
ジャンプがそこまで得意ではない
それに比べて紫原くんを越えるにはジャンプしか策がない
ジャンプボールはあっさり紫原くんに取られてしまい、難なく一点を決められる
試合開始からずっとうるさい心臓に、思考力を奪われそうだった
おちつけ、おちつけ。
信じろ仲間を
「あー？見ない顔だね。1年？」
紫原くんは自分のマークをしている尾川くんにそう吐き捨てると、尾川くんに回ってきたボールを易々と奪った
「…っっ！」
「緊張してるの丸わかりじゃん〜」
そう言いながらドリブルで尾川くんをかわして、あっという間にゴール前にたどり着いてしまった
「まだ…っ、」
「…成長途中なだけっスよ！！！」
バシィ！とすごい音がなって
それと同時に紫原くんの手元にあったボールが弾き飛んだ
「きーせーちーんー…っ！！」
恨みの困った低い紫原くんの声がしたと思ったら、黄瀬くんのカットした先に尾川くん
そう、これこそ私たちの新たな策
カットしてくれる仲間を信じること、
ボールを拾ってくれる仲間を信じることでしかできない
愛が試される策だ
「…さんきゅっ、黄瀬！」
と尾川くんが呟いたと同時に素早く相手コートに上がっていく
「うちのチーム、アツシだけじゃないんだよっ」
尾川くんの前でなびいた黒い髪の毛にも動揺せず
彼は冷静にフェイクを織り交ぜて勢いよく飛び出した
「…よしっ！！！ぬいた！！！」
尾川くんの得意分野はドリブル
彼のドリブルはストリート仕込みだから、ちょーっとクセがあるんだよね
わたしも彼のドリブルを止めるのはかなり苦手、、、
「…なにっっ！」
氷室さんの驚いた顔に少し気持ちよさすら感じて
わたしがニヤッと口角を上げたと同時にゴールネットが揺れた
『ッワァァァァァァァ！』
会場が盛り上がる中、私たちはどちらも譲らず
同点のまま第1Q、第2Qを終え、ハーフタイムに入った
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りん(プロフ) - 湊さん» めちゃくちゃ今更すみません！！このコメント見て調べて声出して笑いました笑笑笑笑ご指摘有難うございます！！書き換えるのしんどいのでこのまま行きます笑本当に有難うございました笑笑 (2021年1月3日 3時) (
レス) id: 6b9a318112 (このIDを非表示/違反報告)
湊(プロフ) - インターハイ編って黄瀬達三年生ですよね…？氷室さん一つ年上なので卒業してますよ…？ (2020年12月18日 14時) (レス) id: ef148efd04 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りん | 作成日時：2020年12月6日 11時
