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霊力Lv.55 もう一回 ページ8

〜次の日〜

赤司「来たよ、A」

青峰「大丈夫か?」

黒子「お見舞いに来ました」

紫原「お菓子あげる〜」

緑間「今日のお前のラッキーアイテムなのだよ」

黄瀬「俺が表紙の雑誌っス☆」

改めて全員集まると壮観というかカラフル過ぎるというか…すごい。

お見舞い品もどれも個性的…雑誌は嫌味にしか感じないけど読んであげようかな。

A「わざわざありがとう!…そちらがモモイさん?」

辺りに一瞬沈黙が流れる。あぁ、そうか。赤司くん以外には言ってないんだっけ?

確かにピンクの長い髪で、身長は私と同じくらいかも。顔、めっちゃ美人…。

桃井「A…私のこと、覚えてないんだよね?」

呼び捨てされてるってことは、タメなのかな?

そういえば、いつも一緒にいたって赤司くんが言ってたな。

A「は…うん。ごめんなさい」

桃井「いやいや、謝らなくていいよ!もう一回、やり直そう?」

A「…え?」

絶対傷付けたはずなのに、こんなに優しくしてくれるなんて…めっちゃいい子じゃん!

桃井「嫌…かな?」

私はベッドから出てモモイさんの元へ駆け寄り、手を取って

A「嫌なわけないじゃん!もう一回、あなたのこと教えて!」

と言った。モモイさんは大きくうんと頷いてくれた。


それからしばらくして、青峰くんとさつき以外のみんなは帰った。

なんで“さつき”呼びなのかって?かつての私はそう呼んでたって教えてもらったから。

まぁそんなことはどうでも良くて、今もさつきのことや学校のことを聞いてる。

チラリと窓に目をやると、月が静かに浮かび、星が煌めいていた。

A「今日は来てくれてありがとう。もう遅いから、玄関まで送るね」

桃井「いやいや、送んなくて大丈夫だよ!長居しちゃってごめんね〜」

青峰「多分明日も来っと思うから、ちゃんと寝とけよ?」

A「言われなくても寝ますよー」

私は満面の笑みで手をブンブン振ってベッドの上から見送った。

「_______っ、____、____________!」

A「…ん?」

今、何か廊下から聴こえたような…?きっと、気のせいかな。

ふわぁ〜…今日は人がいっぱい来て疲れたなぁ。もう、寝ちゃおうかな。

私は寝支度をして、眠りについた。

廊下であんなことが起きてるとは知らずに。


ーーー

テスト終わったので更新再開します!ご迷惑おかけしました。

前作で10000hit超え、本当にありがとうございます!死ぬほど嬉しいです!

霊力Lv.56 鼓動→←霊力Lv.54 お見舞い



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作者名:きゃらめるりぼんぬ | 作成日時:2018年4月29日 23時

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