▲真実-244-▲ ページ26
緋「他の子達は呼ばないの?」
マジバに入ってすぐ、席に着くなり緋夢は降旗に訊ねた。
この人、一体俺達の事どこまで知ってるんだろう…と内心怯えつつ、降旗は真澄達を電話で呼び出した。
その最中も、緋夢は終始微笑んでいて、優しそうなのに、どこか不気味だった。
緋「電話終わった?」
降「あ、はい……。」
緋「そんな怯えないで欲しいわぁ…俺、母様みたいな嗜虐趣味ねぇから。」
降「し、嗜虐…趣味…ですか…。」
緋「息子の俺から見てもありゃキチガイ。
つーか…さっさとくたばってくれりゃあ、俺も祝フリーダムだし、叔父様も征の菩提を弔えるんだよ。」
降「……お母さんの事、嫌いなんですか?」
緋「んー…。」
緋夢が答えようとしたところで、真澄と由貴菜が来店した。
緋「あ、来た。」
真「…降旗さん…。」
降「…えっと……あ、あの、雄さん達来たら、話すよ…。」
緋「そゆことらしいねー。」
真「………そうですか。」
突然呼び出されたかと思えば、見知らぬ男と一緒にいる降旗を見て驚きを隠せない様子の真澄と由貴菜だったが、とりあえず着席することにした。
しばらくして雄と田無も来店し、晴れて全員が揃ったが。
田「……あのー、どちら様で?」
やはりこちらも、真澄達と同じ反応だった。
自身を見て警戒する四人に、緋夢は微笑みを称えたまま、楽しそうに自己紹介した。
緋「いきなりごめんねー、俺は赤司緋夢。
赤司征十郎の従兄だよ、よろしくね!
ちなみに桐皇学園三年ー。」
雄「…赤司君の従兄、か。
何のつもりで、俺達に近付いたんですか?」
緋「同い年だろ?
警戒しないでくれよ、紫原雄君。」
さらりと名前を言い当てられ、雄は思わず目を見開く。
ただ者ではないと察したのだろう、由貴菜が質問した。
由「…あんた、なんか知ってるんですね?
事件の真相について。」
緋「…………。
知ってるも何も……。」
緋夢は溜め息混じりに、答えた。
緋「この事件は全部…俺の母様の、俺の母様による、俺のための。
陰謀なんだよ。」
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キセキの試合買ったんですけどね、想定外に難しくて苦戦してます(ヽ´ω`)
明日英検やん(ヽ´ω`)
いいぞもっとやれ(コメント欄緋紗絵フルボッコやん(ヽ´ω`))
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ファイ - 主人公の死の真相知りたいです。書いて下さるとありがたいです(>_<)いつも応援してますっ!!続編楽しみに待ってます! (2014年4月28日 22時) (レス) id: e6e8d659c5 (このIDを非表示/違反報告)
ユイ(ayamea)(プロフ) - extraに入らない方が面白かったです。江戸川ちゃんの狂った感じとか、大好きだったのに、残念です。 (2014年4月26日 23時) (レス) id: cea22bda8f (このIDを非表示/違反報告)
ミカゲ(プロフ) - 春休みの宿題がおわんなくて、ずーっとパソコン出来なくて久しぶりにみました(^^ゞ黒子ぉぉぉ!!生きててよかったぁぁぁ(ToT)/~~~ (2014年4月8日 23時) (レス) id: e410611b3b (このIDを非表示/違反報告)
ドア?ちゃんと閉めたよ、心配しないで。 - すぃませぇん〜(ぶりっ子風)緋紗絵さぁ〜ん、ちょっとぉ今日の放課後、体育館裏来てくれなぁ〜い?← (2014年4月8日 13時) (レス) id: 1808592c18 (このIDを非表示/違反報告)
snowまろ♪ - そうなんですか・・・僕もちょうど今日から3年!くうrrrrろこっち!!生きてたんすね?!あと、いきなり言ってすみませんが、心肺停止が心配になってますよ〜。 (2014年4月7日 20時) (レス) id: 722b590d3e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:赤司うつほ@失踪するかもしれない | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/utsuhobunkacho/
作成日時:2014年1月8日 6時