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不登校*1267 ページ19

‐赤司side‐


ようやく午前の部が終わり、僕は制服に着替えた。


バスケ以上に疲れた。
主に心が。

そう言えば先程、Aに似た子を見掛けた気がしたが、まさかな…
Aがここに来れる筈がない。

だってAだぞ?
あの対人恐怖症を頑張って克服しようとして空回りし続けるAだぞ?


なんて考えながら着替えていると隣で着替えていたテツヤが思い出したように口を開いた。

「そう言えば赤司君、結局Aさん達に挨拶行ったんですか?」
「は?」

今なんて言った?

「おや。知らなかったんですか。Aさんと富田さんが来てるんですよ」
「え、い、今?」
「はい。nowです。Aさん、忙しそうな赤司君に気を使ってましたよ」

とテツヤに言われて血の気が引いた。

つまりは僕を見られていたと言うことだ。
色んな女に接客する僕が。

Aに誤解されたらどうしよう。

そして愛想つかされ離れていく。

僕は早くAに謝る為、すぐに飛び出した。


Aがどこに居るかも分からず、とにかくAを探す。

きっと人のいないところだ。
人のいないところは何処だろうか。

死角になるところは………

走っているとふと一ヶ所だけ思い浮かびそこに方向を変える。


すると案の定そこにAは居て、富田がAを背中に隠し絡んでくる男達を睨んでいた。

「彼女達は嫌がっているだろう」

とその男達に声をかけた。

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設定タグ:黒子のバスケ , 不登校 , 木戸藍楽   
作品ジャンル:恋愛
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木戸藍楽(プロフ) - ねこ汰。さん» 最初からなんて貴重なお時間を申し訳ありません……ありがとうございます!!更新頑張ります!! (2017年4月1日 18時) (レス) id: b372988733 (このIDを非表示/違反報告)
ねこ汰。(プロフ) - この物語を最初から読んできました…!とても面白いです!更新頑張ってください!!(*`н´*) (2017年4月1日 15時) (レス) id: ad2b3236ef (このIDを非表示/違反報告)
木戸藍楽(プロフ) - 赤紅 (あかべに)さん» ありがとうございます!! 本当に申し訳ございません……ですが皆様のおかげで合格出来ました! これからも皆様が楽しんでいただけるような作品を目指して頑張らせていただきます! (2017年3月16日 23時) (レス) id: b372988733 (このIDを非表示/違反報告)
赤紅 (あかべに)(プロフ) - 合格おめでとうございます!!凄く大好きな作品なので、更新待ち遠しくしてました笑 これからも楽しみに待ってます!頑張って下さいっ (2017年3月15日 16時) (レス) id: ad1b960ee8 (このIDを非表示/違反報告)
木戸藍楽(プロフ) - ルイさん» ありがとうございます!!頑張らせていただきます! (2017年3月15日 0時) (レス) id: b372988733 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:木戸藍楽 | 作成日時:2016年10月29日 0時

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