不登校*1262 ページ14
「Aさ〜ん。準備出来ましたか?」
と葵さんが聞いてくる。
「はい!大丈夫です!」
と葵さんに答えて玄関に行く。
そう今日は文化祭なのです…
征くんにパンフレットだけでも見たいとお願いしたところ、征くんはパンフレットをくれた。
それは三日前、征くんの部屋に居た時の事。
『文化祭のパンフレットくれませんか?』
『どうしたんだ?珍しいね』
『今年はなにやるのかなー…って………駄目でしたか…?』
と葵さんに『あざとく言えば征十郎様は確実です!』と言われたので頑張ってあざとくした。
征くんは私を見ると微笑んで『ちょっと待ってね』と言って征くんは鞄のなかからパンフレットを出してくれた。
なんだか征くんを騙してるみたいで罪悪感があった。
3年B組。
つまり本来なら私が居る組。
そして征くん達の組でもある、B組はベタにコスプレカフェだった。
征くんはクラスメイトが勝手に決めて王子様の衣装らしい。
色々回っている間に決まってしまって嫌だ、って言ってたな…
思い出して苦笑した。
私は葵さんと赤司家を出る。
「征十郎様きっとびっくりしますよね!」
と葵さんは楽しそうに笑う。
私は初めの頃こそ笑えていたけれど、段々と顔が引きつるのが自分でも分かった。
何気に初めて来る、自分の学校の文化祭。
87人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
木戸藍楽(プロフ) - ねこ汰。さん» 最初からなんて貴重なお時間を申し訳ありません……ありがとうございます!!更新頑張ります!! (2017年4月1日 18時) (レス) id: b372988733 (このIDを非表示/違反報告)
ねこ汰。(プロフ) - この物語を最初から読んできました…!とても面白いです!更新頑張ってください!!(*`н´*) (2017年4月1日 15時) (レス) id: ad2b3236ef (このIDを非表示/違反報告)
木戸藍楽(プロフ) - 赤紅 (あかべに)さん» ありがとうございます!! 本当に申し訳ございません……ですが皆様のおかげで合格出来ました! これからも皆様が楽しんでいただけるような作品を目指して頑張らせていただきます! (2017年3月16日 23時) (レス) id: b372988733 (このIDを非表示/違反報告)
赤紅 (あかべに)(プロフ) - 合格おめでとうございます!!凄く大好きな作品なので、更新待ち遠しくしてました笑 これからも楽しみに待ってます!頑張って下さいっ (2017年3月15日 16時) (レス) id: ad1b960ee8 (このIDを非表示/違反報告)
木戸藍楽(プロフ) - ルイさん» ありがとうございます!!頑張らせていただきます! (2017年3月15日 0時) (レス) id: b372988733 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:木戸藍楽 | 作成日時:2016年10月29日 0時