【黒子のバスケ】関わらないでください25【赤司征十郎】

不登校＊1252 ページ4

‐黒子side‐


お昼になり、僕達はいつものように屋上に居た。
何となく、僕達の会話が減っていっている気がします。

今はAさんが居るから繋がっている様な、そんな気がするんです。

まぁ僕等のリーダーがAさんにデレデレなのか唯一の救いでしょう。


赤司君は先程からずっと電話をしている。
勿論相手はAさん。

お昼は必ずこんな感じだから慣れてきたのもありつつ、僕達が集まる理由があるのか疑問に思っています。

というかAさん、仮にも病人でしょう。
大丈夫なんですか？

「それは帰ったら教えてあげるから、Aはゆっくり休まないと」

と赤司君は言うけれど、君が一番休ませていないと思うのですが。
まぁ病にかかると人肌が恋しくなるとは言いますからね。

しかしそういうとどちらが病人なのか分かりませんね。

赤司君は常にAさんを恋しがっていますから。

赤司君の機嫌はAさんで決まると言っても過言ではないほど、赤司君はAさんを溺愛している。

それはもうバスケ部では全員が知っている。
三軍まで。

全員が。

しかしまだAさんは部員達にどこか謎めいている存在の様で、赤司君の変わりように引いている方も居た。
大丈夫です。

僕も当初は引いていましたが今は慣れましたから。
慣れって怖いですね。

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