【黒子のバスケ】関わらないでください21【赤司征十郎】

不登校＊1054 ページ6

「Aちゃんは優しいし可愛いし、何より天使だし！Aちゃんと赤司くん以上にお似合いのカップルなんて居ないよ！」
「そんなことないって……私が劣ってるのは本当の事だもん」

とさつきちゃんに言う。

「もう！Aちゃん何で自分が可愛いって分からないの？だからAちゃん！話逸れちゃったけど、自分の彼氏がモテモテだったら嫌じゃないの？」

とさつきちゃんに言われて少し考える。

「私の好きな人を好きになってくれて寧ろ嬉しいかな。それに征くんは私だけの征くんじゃないしね」

と笑う。
さつきちゃんはほっぺを膨らませて私を見た。

私は分からなくてさつきちゃんを見る。

「赤司くん的には嫉妬してほしいところもあるんじゃないかな。Aちゃん全然嫉妬してる気配ないし」
「そうかな……でもヤキモチ妬いて嫌われたくないし…」

と言うとさつきちゃんはバシャンッ！と音を立てて私にズイッと詰め寄った。

私は少し後ろに下がる。


「Aちゃんはもっと嫉妬していいんだよ！だってAちゃんだもん！」
「あの…ちょっとよく分からないけど……ち、近い……」

と言うとさつきちゃんは「あ、ごめんね」と言って下がる。

「でもたまには赤司くんに抱き付いて『赤司くんは私の彼氏なので近寄らないでください』とか言ってみたらどうかな？と言うか言って！」
「え…そ、そんな恐れ多い…」
「じゃあじゃあ！これは！？あえて赤司くんを無視するの！これならAちゃんでも出来るんじゃない？」


とさつきちゃんは言ってくる。

さつきちゃんは私をどうしたいのかな…
私は苦笑しか出来なかった。

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