【黒子のバスケ】関わらないでください21【赤司征十郎】

不登校＊1074 ページ26

‐赤司side‐


Aの頭を撫でてからAの自分用に作ったパンケーキを一口サイズに切り、Aの口の前に持ってくる。

Aは不思議そうに僕は見て首を傾げる。
可愛いな、このやろう(キャラ崩壊)


「はい、あーん」

と言うとAは素直に口を開けた。
可愛い。

Aの頭をぽんぽんと撫でるとAは目を細めて嬉しそうに笑う。


「この笑顔を写真に収めたい………」
「へ………？なにか言いました？」

とAは僕を見る。

本当の事を言えばまた怒ってしまうから黙って撫でる。
Aは不思議そうにするも目を細める。


「忘れてたけどさっきまで喧嘩してたよね〜。仲直りすんの早くな〜い？」
「喧嘩するほど仲が良いとはよく言いますけど…」
「喧嘩しなくてもラブラブだよね」

と話される。

無視して僕はAにパーカーをしっかりと着せてあげる。
人の世話をするのはあまり好きじゃないが、Aの世話をするのは本当に好きだ。

勝手に『Aは僕が居ないとダメだ』と思い込んでしまう。
単なる思い込みに過ぎないが…。

そうあってほしいと願ってる。
Aには僕じゃなきゃダメなんだ、と。
僕じゃないと満足してくれない、と。


どこかで、Aに依存する事に依存している自分がいる。
だけどAの事を愛しているのは本当だ。

何よりもAを愛している。

だけどそれにどこか依存している様な気がする。


「ていうかさっきの喧嘩なのかよ。俺にはイチャついてた様にしか見えなかった」
「え？というかそもそもこの二人がイチャつかない日なんてあります？」

とテツヤが聞くと全員が少し考えて「ないない」と首を振った。

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