【黒子のバスケ】関わらないでください21【赤司征十郎】

不登校＊1051 ページ3

征くんと話しているとぞろぞろと集まりだした。


そして監督さんの合図で食べ始める。
マネージャーさん達は何も言ってこなくなり私は右に征くん、左にさつきちゃんという並びで夕食を食べる。


「Aちゃんお店開けるよ！」

とさつきちゃんに言われる。


「違うよ。師匠の弟子だからだよ」

とさつきちゃんに言う。

師匠の弟子って言葉は可笑しいけれど…
でも佐藤さんに教えてもらわなければ料理なんて出来なかった。

征くんは私に色々体験させてくれて色々教えてくれた。

"赤司さん＝恩人さん"だと私は思う。
助けてくれた皆さんの為にも私は勇気を出さなきゃ。

と思っていると征くんには分かったのか私の手をギュッと握ってきた。


「付き合って１ヶ月記念に何したいか考えてて？何でも叶えてあげる」

と言われる。

１ヶ月記念……
征くんは今まで沢山私の我が儘を叶えてくれた。


「何でも？」
「何でも」

と返されて征くんを見る。

「じゃあ傍に居てほしいという我が儘を叶えてください」

と言うと征くんは驚いた顔をしてクスッと笑う。

征くんは私の肩を抱き寄せて頭を撫でてくれた。


「そんな可愛い我が儘だったらいくらでも叶えてあげるよ。というかその日に限らず毎日一緒に居よう」

と征くんは言ってきた。

皆さんがいる前でこんなことされて恥ずかしいけど、やっぱり嬉しい。
私が一番嬉しいプレゼントは、征くんからの愛情だけだから。

「へへへ………っ」

征くんの愛情以上に敵うプレゼントは無いし私は知らない。

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