不登校*1068 ページ20
‐黒子side‐
「征くんのばか…!!征くんの分の朝御飯、作ってあげませんから!」
とAさんは赤司くんにパーカーを投げ付けて言う。
「え……」
赤司くんは少しポカンとしていたがすぐに我に返った。
「自炊してくださいね!」
「それは駄目だ!絶対駄目だ!僕以外が全員Aの料理を食べるなんて駄目だ!」
と赤司くんはAさんに言うもAさんは『ふんっ』と顔を背けて厨房の方へ向かっていった。
赤司くんはAさんに走って付いていく。
その間もAさんに謝っていた。
Aさんを溺愛するにも程がありますよ。
でも……
「なんて平和な喧嘩でしょう…」
「だよね…こんなに平和な喧嘩、寧ろ可愛いよね!」
と桃井さんが言うと緑間くん達は頷いた。
桃井さんはクスッと笑う。
「どうかされました?」
「Aちゃんにちょっと色々教えちゃったから、赤司くん更にAちゃんに甘くなっちゃうんだろうなって」
と桃井さんは楽しそうにクスクス笑う。
桃井さんの事ですから変な事ではないでしょうけれど…
「何を教えたんですか?」
「うるうる涙目の上目遣いをすれば赤司くんはきっと大抵のものは許してくれる筈!とか、たまに自分から抱き付くとか、『嫌いになる』ってキーワードを入れてみれば赤司くんはきっと強く言えなくなる…とか?」
と桃井さんは天井を見上げながら言う。
ただでさえAさんに激甘な赤司くんなのに、更に甘くなられたら赤司くんの今まで保ったキャラクターはどこへ行ってしまうのでしょう。
赤司くんなら『Aの為ならキャラも捨てれる』とでも言うのでしょう。
「それにAちゃんだから少ししか使えないと思うんだよね〜。赤司くんも言ってたけど、キスを嫌がるくらいの照れ屋だよ?ちょっとAちゃんにはハードル高かったかなぁ」
「そういう問題ですかね……」
そんな話をしながら食堂に向かった。
47人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「アニメ」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
木戸藍楽(プロフ) - 及兎川鉄太郎さん» 私もビックリです(笑) 正直ネタは無いんですけど、それでも読者様が一人でも居る限り止めるわけにはいかないので!それとこの二人のイチャラブは書いていて楽しいので…(笑) ありがとうございます!!これからも頑張ります! (2016年4月26日 7時) (レス) id: 3693b8335e (このIDを非表示/違反報告)
及兎川鉄太郎(プロフ) - ぞ、続編……凄い……もう22ですかぁ〜…早いですね…そして、ラブラブ…作ってる側だったら飽きちゃう………もう、ほんと凄い。これからも!頑張って下さい!!! (2016年4月24日 21時) (レス) id: 74da8747f3 (このIDを非表示/違反報告)
木戸藍楽(プロフ) - 扇さん» ありがとうございます!!夢主ちゃんは赤司様に愛されまくってますからね(笑)末長くらぶらぶさせましょう(笑)更新頑張ります!! (2016年4月7日 0時) (レス) id: 3693b8335e (このIDを非表示/違反報告)
扇(プロフ) - 続編おめでとう ございます!読むたびに可愛い夢主ちゃんに癒されてます(笑)赤司さん、末長くらぶらぶして下さい!(笑)更新頑張って下さい! (2016年4月7日 0時) (レス) id: 15b4ebb32c (このIDを非表示/違反報告)
木戸藍楽(プロフ) - 及兎川鉄太郎さん» 一日も大切なお時間を使わせてしまいすみません…… ありがとうございます!! そうですよね!赤司様デッレデレなんですよ(笑) 私もアニメで見たかったです(笑) ありがとうございます!頑張ります!! (2016年4月7日 0時) (レス) id: 3693b8335e (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:木戸藍楽 | 作成日時:2016年4月4日 0時