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不登校*1066 ページ18

‐赤司side‐


Aは僕の肩に顔を埋めたまま黙ってしまった。
本当にAが乗っているのか心配になるほどAが軽い。

すると急にAの体の力が抜けたようにふっと重くなった。


「A…?」

振り向きAを見て少し揺らす。

「しっです。きっとこの三日で疲れてしまってるんですよ。眠ってます」

とテツヤに言われてAをおぶり直す。
Aが落ちないように腕を首に巻き付ける。

結局走り込みはせずにホテルに戻る。


Aは目を覚ましたのか僕の肩に顔を擦り付けてギュッと抱き付いてきた。


「A?」
「私寝ちゃってましたよね………」
「そうだね。おはよう」

とAに言う。
Aは僕の肩に頬を乗せるのを感じた。

可愛い、この上ない。


「朝御飯作らないと…」
「もう少ししてからでいいよ。寝惚けてて危ないからね」

と話す。

Aに三日はまだ厳しかっただろうな…
僕は嬉しかったけどAは口に出さないだけで、体に大きな負担が掛かっていた筈だ。

本当に早く今日が終わってしまえばいい。
そうすればAはゆっくり休めるから。

朝早く起きる必要もないし、好きなときに好きなだけ寝ていい。
僕にある程度は構ってほしいけどでもAの寝ている時も可愛いから、傍に居るだけでいい。


「征くん…もう降ろして……」

と言われてAをゆっくり降ろす。

「もう目はバッチリ覚めました!それじゃあ最後の大仕事…行ってきます!」

とAは笑った。

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設定タグ:黒子のバスケ , 不登校 , 木戸藍楽   
作品ジャンル:恋愛
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木戸藍楽(プロフ) - 及兎川鉄太郎さん» 私もビックリです(笑) 正直ネタは無いんですけど、それでも読者様が一人でも居る限り止めるわけにはいかないので!それとこの二人のイチャラブは書いていて楽しいので…(笑) ありがとうございます!!これからも頑張ります! (2016年4月26日 7時) (レス) id: 3693b8335e (このIDを非表示/違反報告)
及兎川鉄太郎(プロフ) - ぞ、続編……凄い……もう22ですかぁ〜…早いですね…そして、ラブラブ…作ってる側だったら飽きちゃう………もう、ほんと凄い。これからも!頑張って下さい!!! (2016年4月24日 21時) (レス) id: 74da8747f3 (このIDを非表示/違反報告)
木戸藍楽(プロフ) - 扇さん» ありがとうございます!!夢主ちゃんは赤司様に愛されまくってますからね(笑)末長くらぶらぶさせましょう(笑)更新頑張ります!! (2016年4月7日 0時) (レス) id: 3693b8335e (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 続編おめでとう ございます!読むたびに可愛い夢主ちゃんに癒されてます(笑)赤司さん、末長くらぶらぶして下さい!(笑)更新頑張って下さい! (2016年4月7日 0時) (レス) id: 15b4ebb32c (このIDを非表示/違反報告)
木戸藍楽(プロフ) - 及兎川鉄太郎さん» 一日も大切なお時間を使わせてしまいすみません…… ありがとうございます!! そうですよね!赤司様デッレデレなんですよ(笑) 私もアニメで見たかったです(笑) ありがとうございます!頑張ります!! (2016年4月7日 0時) (レス) id: 3693b8335e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:木戸藍楽 | 作成日時:2016年4月4日 0時

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