【黒子のバスケ】関わらないでください20【赤司征十郎】

不登校＊1039 ページ41

‐黒子side‐


どうして赤司くんの前に座っているのでしょう、僕達は。

「いいか？Aの良さは沢山ある。例えば、素直なところだ。でも一口に素直と言っても、思っている事を直球に言うような素直ではない。そこにAの良さの内のひとつ、優しさがある。誰かを傷付けるような言葉は絶対に言わない。必ず一歩立ち止まり考えてから話す。だがそこにまたAの可愛いところでもある、天然なところがあってぽろっと本音を漏らしてしまう時は本当に可愛い」

始まりましたよ。
赤司くんのAさんに対する想いをとにかくひたすら話す時間が。

Aさんが素晴らしい女性と言うのはわかりましたから。


「だけどいくら天然でもAの良さの内のひとつの誠実なところが、絶対に約束を守る。だから秘密の話も誰にも言うなと言えばAはいつまでも秘密にする。だけどAばかりに負担をかけれずに、程々にAの頭を撫でて褒めてあげるとAの可愛いところのひとつでもある、純粋だから褒めてあげるとAは嬉しそうにだけど照れて頬を赤らめながら笑うんだ」

ひたすらAさん自慢。
これが終わる頃には当然のように日が暮れて、僕達は疲れてるんでしょうね。

赤司くん、キャラ崩壊もいい加減にしてください。

Aさんが関わると赤司くんは人が変わったようにデレデレしている。


「どんなことでもいい。ちょっとした事でも褒めてあげるとAは嬉しそうに笑ってくれる。Aの可愛さはまだあるぞ」


まだあるんですか！？

不登校＊1040→←不登校＊1038

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す