【黒子のバスケ】関わらないでください20【赤司征十郎】

不登校＊1003 ページ5

さつきちゃんに言い当てられて征くんに助けを求めると征くんは「ノーコメント」と答えて私の手を掴んでかき氷を食べた。


「は、破廉恥なのだよ！」
「僕は肯定もしてなければ否定もしてないだけだ」

と言いながら私の頭を撫でてくれた。

征くんを変に意識してしまって直視できない。
他の男の子と違うというか……

まずこんなに体が引き締まってる人なんて生まれて初めて見る訳で…目のやり場に困るというか……


それにしても皆肌が綺麗だな…
傷ひとつない。

それを見ると自分の体が気持ち悪くて仕方なくなる。
とてもじゃないけど見せれない。


気分を悪くするだろうし、征くんに嫌われちゃうかも知れないから。


「Aちゃん！一緒に写真撮ってもいい？」
「え？う、うん……別にいいけど…」

と言うとさつきちゃんは私の腕に抱き付いて、スマホを上の方に持ち上げると写真を撮った。

撮った写真を二人で見る。


「あとで送るね！」
「う、うん…」

私のスマホには写真よりイラストばっかりある。
私を応援してくれる読者様の描いてくれた、私の誕生日を祝ってくれたイラスト、私のイメ画、物語のイメ画等。

全て保存してる。


「Aちゃんはずっとここに居るの？」
「うん。ここで皆の楽しそうな姿見てる方がいいから」

と言うとさつきちゃんは笑った。

「そっか！じゃあテツくん！私達も行こ！」

とさつきちゃんは黒子さんを誘って黒子さんの腕を掴みながら海の方へ行った。

紫原さんはアイスが無くなったとかで買いに行って、緑間さんも飲み物を買いに行った。
また征くんと取り残された。

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