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不登校*1036 ページ38

ちゅっ…と音を立てて私達の唇は離れる。

私の頬は熱くて、太陽の日で熱いのか何で熱いのかはすぐに分かった。
でも少しボーッとしてしまって、征くんを見つめると征くんも私を見つめていた。

征くんは薄く笑いながら自分の唇を舐める。
それがかっこよくて見惚れてしまう。

征くんは私の顔の横に手を添えると、今度は噛み付く様なキスをしてきて私の後頭部と腰を押さえられる。


征くんの肩をぎゅっと掴んで堪える。
だけど段々と苦しくなってきて、あっという間に体の全ての力が抜ける。

征くんはそれに気付いてくれたのかゆっくり唇を離した。


「すまない…Aが可愛すぎて夢中になりすぎた……」

と言いながら私の唇を親指で拭う征くん。

私は征くんを見る。
何となく視界が曇ってる気がする。


「私の嫌いなキス………」

と言うと征くんは少し慌てた。

「ほ、本当にすまない…!歯止めが効かなくなって……言い訳なんだが…え、えと……と、とりあえず泣くな…」

と征くんは少し慌てて親指で私の目尻を撫でる。

私は泣くつもりはない。
征くんは私のおでこにキスをする。

その時ホテルの廊下で何か音がした気がして見ると、さつきちゃん達みんながいた。
征くんも私の視線の先を追うように見る。


「すみません。タイミングが……」
「まさかキスシーンに遭遇するとは……」

と言われて見られてた事に今気付き、一気に恥ずかしくなる。
私はベンチから降り、征くんの腰に抱きついて顔を埋めた。

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設定タグ:黒子のバスケ , 不登校 , 木戸藍楽   
作品ジャンル:恋愛
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木戸藍楽(プロフ) - カミノさん» お互いにお互いが心の支えになってますよね(笑) 赤司様のキャラ崩壊が激しすぎてどこら辺がカッコよく書けているのか分からないです(笑) ありがとうございます!!頑張ります!! (2016年3月25日 8時) (レス) id: 3693b8335e (このIDを非表示/違反報告)
カミノ - 微笑ましい話ですごく気に入っています!!赤司様がカッコいい時や夢主ちゃんが可愛い時のところが大好きです!頑張ってください(>v<) (2016年3月25日 8時) (レス) id: c7ac3d0a07 (このIDを非表示/違反報告)
木戸藍楽(プロフ) - アオイさん» 本当ですね…(笑)多分、というか絶対私が夢主ちゃんを溺愛しすぎているからだと思います……面白いなんて全然ですよ…(笑)ありがとうございます! (2016年3月25日 0時) (レス) id: 3693b8335e (このIDを非表示/違反報告)
アオイ - 赤司様の溺愛っぷりがやばいですね...こんなに面白く書けるなんて本当に凄いです...。 (2016年3月24日 21時) (レス) id: 6a9f4f0a2c (このIDを非表示/違反報告)
木戸藍楽(プロフ) - 如月美桜さん» 私も分かりません……私も完結させたいのですけど、書かないといけないイベントやネタが沢山あるのでいつ完結するかは分かりません…… (2016年3月8日 10時) (レス) id: 3693b8335e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:木戸藍楽 | 作成日時:2016年3月1日 10時

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