不登校*1032 ページ34
‐赤司side‐
Aの目は見えないけれどAを見つめる。
Aは数秒僕を見るとマネージャーの事も数秒見つめて僕を見た。
「すみません。私は征くんを信じます」
「僕もAを信じていたよ」
とAに言うとAの口元が笑ったのが見えた。
「佐々木さん…?どうして……」
「泣く演技何ですけど、泣けないなら声だけでも泣いた方がいいですよ」
とキョトンとしたあとにそうアドバイスするAは本当にAらしい。
真面目というか…なんというか…
突っ込みたいところは沢山あるがAを信じてやっぱりよかった。
「Aちんがあんた達の言葉を簡単に信じるわけないじゃん」
「そうッス。Aっちって何でも信じてるように見えて人間不信ッス。Aっちと赤司っちはそんな事じゃ離れないッスよ」
と敦と涼太はマネージャー達に言う。
Aは純粋に誰の言葉でも信じている様に見えて実は疑ってる。
確実に信じてくれているのは僕と須藤先生。
「Aなら演技だって気付いてたんじゃないのか?」
「……気付いてたといえば何となくは…でも私も人を欺いてますし……気付かない方がいいのかなとかも思ってましたし…」
「Aの方がベテランだからね。自分も人もAは簡単に欺く」
とAの頭を撫でるとAは嬉しそうに笑う。
コイツらじゃあAには勝てない。
「A、もうやることは終わったかい?」
と聞くとAは頷いたから立ち上がってAの手を引く。
Aは何も言わずに付いてきてくれた。
と言うかまぁ、僕に引かれているんだが…
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木戸藍楽(プロフ) - カミノさん» お互いにお互いが心の支えになってますよね(笑) 赤司様のキャラ崩壊が激しすぎてどこら辺がカッコよく書けているのか分からないです(笑) ありがとうございます!!頑張ります!! (2016年3月25日 8時) (レス) id: 3693b8335e (このIDを非表示/違反報告)
カミノ - 微笑ましい話ですごく気に入っています!!赤司様がカッコいい時や夢主ちゃんが可愛い時のところが大好きです!頑張ってください(>v<) (2016年3月25日 8時) (レス) id: c7ac3d0a07 (このIDを非表示/違反報告)
木戸藍楽(プロフ) - アオイさん» 本当ですね…(笑)多分、というか絶対私が夢主ちゃんを溺愛しすぎているからだと思います……面白いなんて全然ですよ…(笑)ありがとうございます! (2016年3月25日 0時) (レス) id: 3693b8335e (このIDを非表示/違反報告)
アオイ - 赤司様の溺愛っぷりがやばいですね...こんなに面白く書けるなんて本当に凄いです...。 (2016年3月24日 21時) (レス) id: 6a9f4f0a2c (このIDを非表示/違反報告)
木戸藍楽(プロフ) - 如月美桜さん» 私も分かりません……私も完結させたいのですけど、書かないといけないイベントやネタが沢山あるのでいつ完結するかは分かりません…… (2016年3月8日 10時) (レス) id: 3693b8335e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:木戸藍楽 | 作成日時:2016年3月1日 10時