不登校*1025 ページ27
‐赤司side‐
「言ったよね?頑張るのと無理をするのは違うって。褒めてほしいならそう言ってくれればいいんだよ。そうしたら褒めてあげるから」
とAに言うとAは頷いた。
もう大丈夫かと思っていたが、やはり精神的には不安定過ぎる。
すぐに良い方にも悪い方にも転がってしまう。
「褒めてほしくて……ッ、征くんに頭を撫でてほしくて…ッ!ごめんなさい…ッ!」
「謝らなくていい。よく頑張ったね。Aは偉いよ」
とAの頭を撫でるとAは僕のシャツを強く掴む。
僕はAを強く抱き締める。
Aが落ち着くと少しAを離し、Aの涙を指で拭う。
「Aの涙は綺麗だね」
「へ……?」
と分からなそうな顔のAに微笑む。
Aは首を傾げる。
いいんだ。
どうしようもないくらい鈍感だから。
「Aの作るお菓子が食べたいな」
「作ったら褒めてくれる?」
と心配そうに上目遣いで言ってくる。
「あぁ」
「本当!?作る!」
と顔を輝かせて言うAが可愛い。
Aは僕の腕に抱き付いてくる。
振り払わずAの頭を撫でてあげると、まるで猫の様に僕の腕に頬を擦り付けてきた。
甘えてくる時はとことん甘えてくる。
「行こ!」
「そうだね。あいつらも心配しているよ」
とAの頭を撫でて食堂に向かった。
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木戸藍楽(プロフ) - カミノさん» お互いにお互いが心の支えになってますよね(笑) 赤司様のキャラ崩壊が激しすぎてどこら辺がカッコよく書けているのか分からないです(笑) ありがとうございます!!頑張ります!! (2016年3月25日 8時) (レス) id: 3693b8335e (このIDを非表示/違反報告)
カミノ - 微笑ましい話ですごく気に入っています!!赤司様がカッコいい時や夢主ちゃんが可愛い時のところが大好きです!頑張ってください(>v<) (2016年3月25日 8時) (レス) id: c7ac3d0a07 (このIDを非表示/違反報告)
木戸藍楽(プロフ) - アオイさん» 本当ですね…(笑)多分、というか絶対私が夢主ちゃんを溺愛しすぎているからだと思います……面白いなんて全然ですよ…(笑)ありがとうございます! (2016年3月25日 0時) (レス) id: 3693b8335e (このIDを非表示/違反報告)
アオイ - 赤司様の溺愛っぷりがやばいですね...こんなに面白く書けるなんて本当に凄いです...。 (2016年3月24日 21時) (レス) id: 6a9f4f0a2c (このIDを非表示/違反報告)
木戸藍楽(プロフ) - 如月美桜さん» 私も分かりません……私も完結させたいのですけど、書かないといけないイベントやネタが沢山あるのでいつ完結するかは分かりません…… (2016年3月8日 10時) (レス) id: 3693b8335e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:木戸藍楽 | 作成日時:2016年3月1日 10時