検索窓
今日:21 hit、昨日:19 hit、合計:39,200 hit

不登校*1022 ページ24

‐赤司side‐



「優しい人を演じて何が悪いんですか?馬鹿なのはどっちでしょうね。私に騙されるなんて」

と臨時マネージャー達に嘲笑う様に笑うとAは食堂を出ていった。

桃井達は少し混乱している様子で、僕は溜め息を吐きながら前髪を握る。


「はぁ……Aのばか…見え見えの嘘吐いて……」
「え?や、やっぱりAちゃんはいい子だよね!」
「あぁ…Aがわざと違う分量を教えるとは考えられない」


と渋々受け取ったクッキーを見る。

Aならこんなことしない。
また自分を犠牲に庇ったんだね。


「そうッスよね!Aっちが例え自分の彼氏に渡される物でも手を抜くとは考えられないッス!」
「あのAが有り得ねぇよな。こんな不味いの」


とキセキは次々言っていく。

これがAの人徳だよ。
今までの行いが良かったから疑われない。

『Aなら有り得ない』となる。
素直だからね。

「Aちんいい子だね〜。こんな奴の為に自分が悪者になるなんて」
「赤司。早く行ってやるのだよ。Aの事だ。一人で泣いているのだよ」


と真太郎に言われて立つ。

分かっているよ。
そんなこと。


「そうだね。迎えに行ってあげるよ」
「今回ばかりは沢山いちゃついてきてくださいね」

とテツヤに言われて一口も食べずにクッキーを捨てながらテツヤを見る。


「ならそうしてくる」
「ですが長すぎても困りますので」

とテツヤの声を背中に受け止め食堂を出た。


さて。
僕の彼女はどこに隠れているのかな。

また隠れんぼの始まりだ。

不登校*1023→←不登校*1021



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (42 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
43人がお気に入り
設定タグ:黒子のバスケ , 不登校 , 木戸藍楽   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

木戸藍楽(プロフ) - カミノさん» お互いにお互いが心の支えになってますよね(笑) 赤司様のキャラ崩壊が激しすぎてどこら辺がカッコよく書けているのか分からないです(笑) ありがとうございます!!頑張ります!! (2016年3月25日 8時) (レス) id: 3693b8335e (このIDを非表示/違反報告)
カミノ - 微笑ましい話ですごく気に入っています!!赤司様がカッコいい時や夢主ちゃんが可愛い時のところが大好きです!頑張ってください(>v<) (2016年3月25日 8時) (レス) id: c7ac3d0a07 (このIDを非表示/違反報告)
木戸藍楽(プロフ) - アオイさん» 本当ですね…(笑)多分、というか絶対私が夢主ちゃんを溺愛しすぎているからだと思います……面白いなんて全然ですよ…(笑)ありがとうございます! (2016年3月25日 0時) (レス) id: 3693b8335e (このIDを非表示/違反報告)
アオイ - 赤司様の溺愛っぷりがやばいですね...こんなに面白く書けるなんて本当に凄いです...。 (2016年3月24日 21時) (レス) id: 6a9f4f0a2c (このIDを非表示/違反報告)
木戸藍楽(プロフ) - 如月美桜さん» 私も分かりません……私も完結させたいのですけど、書かないといけないイベントやネタが沢山あるのでいつ完結するかは分かりません…… (2016年3月8日 10時) (レス) id: 3693b8335e (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:木戸藍楽 | 作成日時:2016年3月1日 10時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。