【黒子のバスケ】関わらないでください20【赤司征十郎】

不登校＊1018 ページ20

「さ〜さ〜き〜さんっ♪」


お湯を沸かしてうどんを茹でながらネギを切っている時に声を掛けられてフード越しに見るとマネージャーさん達が居て、どこかニヤニヤと笑っていた。


「朝はごめんね……どうしても赤司様に振り向いて欲しかったの……そ、それでね、よかったら私達とお友達になってくれないかな……？」

と言われる。

お友達になるのは別に構わない。
お友達はいくらでも作れても心友は彩とさつきちゃんだけで十分。


「い、良いですよ……」
「ほ、本当！？いきなりだけどさ、赤司様に手作りお菓子をあげたいの！作り方教えてくれないかな…？」


と言われる。

征くんに女の子がなにかをプレゼントするのを手伝うのはモヤモヤするけど、この子も恋する一人の女の子だもんね。

征くんがこの子にどんな対応をするかは置いといて、手伝ってあげよう。
もしこの子に行ってしまったらその時はその時で、自己責任。


「私…お昼ご飯作りながらでも良いですか…？」
「ええ…！構わないわ！ありがとう！」


と言ってその子は可愛らしく微笑んだ。
こんなにかわいい子から貰ったら私…振られちゃうかな……？

そんな心配もあるけどお昼ご飯を作りながら、作り方を教えた。

これが罠なのは薄々気付いていたりしたけれど。

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