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不登校*1014 ページ16

‐赤司side‐


「さつきちゃんが作るかどうかは置いといて、食材買いましょう。そこからです」
「そうだね」


と言うとAはフードを被って市場の方へ歩いていく。
市場……漁港とも言えるが市場となっているから市場なのだろう。

Aは歩きながら献立を考えているのかぶつぶつ言っている。
時々『大丈夫、大丈夫』とも聞こえるんだが…


「夜は冷やし中華にするつもりなんですけど、お昼はどうしましょうか」
「どうしようか」

と答えるとAは僕を見上げて不機嫌そうに口を膨らます。
クスッと笑うと手を繋いでいない方の手でAの頭を撫でる。


「疲れているだろうし手抜きでいいよ」
「私はいいんですけど、暑いですし冷えるものがいいですよね」

と僕は腕に抱き付きながら言うA。

人の事ばかり考えるAはどれだけ優しいのだろう。
そんなことを考えている内にも市場に着いた。

人は然程居なく、Aは僕の腕から離れて僕の手を掴みながら店を見る。


「あっ!おばさん!昨日の野菜美味しかったです!ありがとうございました!」

とAは八百屋の店先にいる人にそう言うと頭を下げた。
少しキョトンとしてから八百屋の人は笑う。


「良いのよ、そんなの!わざわざ言ってくれるお客なんて初めてだわ!」
「本当に新鮮で美味しかったんです。今日も何かありますか?」
「今日はやっぱりトマトとキュウリかしら」

と話すAを見る。

Aは僕の手を離して野菜を真剣に見分けた。

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設定タグ:黒子のバスケ , 不登校 , 木戸藍楽   
作品ジャンル:恋愛
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木戸藍楽(プロフ) - カミノさん» お互いにお互いが心の支えになってますよね(笑) 赤司様のキャラ崩壊が激しすぎてどこら辺がカッコよく書けているのか分からないです(笑) ありがとうございます!!頑張ります!! (2016年3月25日 8時) (レス) id: 3693b8335e (このIDを非表示/違反報告)
カミノ - 微笑ましい話ですごく気に入っています!!赤司様がカッコいい時や夢主ちゃんが可愛い時のところが大好きです!頑張ってください(>v<) (2016年3月25日 8時) (レス) id: c7ac3d0a07 (このIDを非表示/違反報告)
木戸藍楽(プロフ) - アオイさん» 本当ですね…(笑)多分、というか絶対私が夢主ちゃんを溺愛しすぎているからだと思います……面白いなんて全然ですよ…(笑)ありがとうございます! (2016年3月25日 0時) (レス) id: 3693b8335e (このIDを非表示/違反報告)
アオイ - 赤司様の溺愛っぷりがやばいですね...こんなに面白く書けるなんて本当に凄いです...。 (2016年3月24日 21時) (レス) id: 6a9f4f0a2c (このIDを非表示/違反報告)
木戸藍楽(プロフ) - 如月美桜さん» 私も分かりません……私も完結させたいのですけど、書かないといけないイベントやネタが沢山あるのでいつ完結するかは分かりません…… (2016年3月8日 10時) (レス) id: 3693b8335e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:木戸藍楽 | 作成日時:2016年3月1日 10時

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