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不登校*1010 ページ12

‐赤司side‐


Aに手を引かれる様に店に来る。
Aはどれがいいか僕に聞いてくるが、正直Aと食べれるなら海草もいけるかも知れない。


「Aの好きなやつ選びな」
「えぇ……じゃあ…抹茶味……あっ!抹茶ミックスはダメですか?」

と聞いてくる。
楽しそうで何よりだ。

Aを見ているだけで癒される。


「どれでもいいよ」
「じゃあ抹茶ミックス一つください」

とAは店員に注文する。

あのAが店員に注文出来た……だと!?
なんと言う成長ぶりだ…!

と親みたいな視点で思いながら店員がアイスをAに渡したあとに金を払う。

Aと手を繋いでシートに戻る。
Aの隣に座るとAはプラスチックのスプーンで一口食べると僕に向けるから食べる。


「……またいちゃつき始めたよ、テツくん…」
「もう気にしたら負けですよ、桃井さん」

と話し声も聞こえるが僕の方こそ気にしない。
Aはニコッと微笑むとアイスをまた食べる。

自分から言ってくるんだ。

ちゃんと何をしているか分かっている筈。
美味しそうに食べるAの頭を撫でてやるとAは嬉しそうに笑う。


「Aなりに楽しんでるようだね」
「はい!色々な出口を見付けるのだけは得意ですから」

と苦笑するAは僕にスプーンを向ける。

Aの頭を撫でながら食べる。
ただ頭を撫でているだけなのにAは嬉しそうに笑ってくれるから本当に欲が無いのだろう。

「突破口と言おうか」

と言ってAからスプーンを取り、アイスを掬うとAにスプーンを向けた。

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設定タグ:黒子のバスケ , 不登校 , 木戸藍楽   
作品ジャンル:恋愛
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木戸藍楽(プロフ) - カミノさん» お互いにお互いが心の支えになってますよね(笑) 赤司様のキャラ崩壊が激しすぎてどこら辺がカッコよく書けているのか分からないです(笑) ありがとうございます!!頑張ります!! (2016年3月25日 8時) (レス) id: 3693b8335e (このIDを非表示/違反報告)
カミノ - 微笑ましい話ですごく気に入っています!!赤司様がカッコいい時や夢主ちゃんが可愛い時のところが大好きです!頑張ってください(>v<) (2016年3月25日 8時) (レス) id: c7ac3d0a07 (このIDを非表示/違反報告)
木戸藍楽(プロフ) - アオイさん» 本当ですね…(笑)多分、というか絶対私が夢主ちゃんを溺愛しすぎているからだと思います……面白いなんて全然ですよ…(笑)ありがとうございます! (2016年3月25日 0時) (レス) id: 3693b8335e (このIDを非表示/違反報告)
アオイ - 赤司様の溺愛っぷりがやばいですね...こんなに面白く書けるなんて本当に凄いです...。 (2016年3月24日 21時) (レス) id: 6a9f4f0a2c (このIDを非表示/違反報告)
木戸藍楽(プロフ) - 如月美桜さん» 私も分かりません……私も完結させたいのですけど、書かないといけないイベントやネタが沢山あるのでいつ完結するかは分かりません…… (2016年3月8日 10時) (レス) id: 3693b8335e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:木戸藍楽 | 作成日時:2016年3月1日 10時

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