不登校*864 ページ16
‐黄瀬side‐
赤司っちはAっちから離れるとAっちの頭を撫でて立ち上がった。
「ちょっと待ってろ。今一応薬持ってくるから」
と言って赤司っちは部屋を出ていく。
Aっちの顔を見たらやっぱり諦めるしかないんスかね〜…
だってあんなに赤司っちに撫でられたところを押さえて顔を赤く染めているんスもん。
赤司っちには敵わないのは初めっからわかりきってた事ッスしね。
女の子は皆、赤司っちか俺かに集まる。
理由は単純。
赤司っちは頭がいいし、イケメンだし、お金持ち。
まさに画に描いたような人。
俺はモデルとかそんな理由。
『ずっと前から好きでした』
とか在り来たりな台詞で付き合う程俺は軽くない。
"ずっと前"って結局いつの事を指すんスかね。
いつから"ずっと前"になるんだろう。
俺は"ずっと前"からAっちが好き?
俺は結局いつからなのかわからない。
でも、Aっちは勿論赤司っちの事は人として尊敬してるところはあるし、大好きッスから二人が付き合ったと聞かされたとき心からは無理だったけど、嬉しいとも思った。
大好きな二人が幸せそうならそれでいい。
俺は真似をするのは得意だけど、横取りをするのは苦手で。特にチームメートのを。
俺の隣でAっちが今のみたいな顔を見せてくれるか、と聞かれたらきっとそれは出来ないと思う。
赤司っちじゃないと出来ないと思う。
だからやっぱり、こっそりと想って、こっそりと諦めていくしかないんだろうな……
46人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「黒子のバスケ」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
木戸藍楽(プロフ) - ルナさん» ありがとうございます!!頑張ります!! (2016年2月2日 0時) (レス) id: 3693b8335e (このIDを非表示/違反報告)
木戸藍楽(プロフ) - あすかさん» ご心配お掛けしてしまって申し訳ございませんでした!! 大丈夫な事は大丈夫です! 本当に申し訳ありませんでした!続編が出来ましたので、続編でもよろしくお願いいたします! (2016年2月2日 0時) (レス) id: 3693b8335e (このIDを非表示/違反報告)
ルナ - 更新頑張ってください! (2016年2月1日 23時) (レス) id: 4f24860843 (このIDを非表示/違反報告)
あすか(プロフ) - 更新速度結構落ちてますが大丈夫ですか? (2016年1月29日 2時) (レス) id: a0851de5f9 (このIDを非表示/違反報告)
木戸藍楽(プロフ) - 気まぐれミスディレクションさん» ありがとうございます!!そうですね!私も個人的に二人のイチャイチャ好きなのでイチャイチャさせます!(宣言)← ありがとうございます!!頑張ります!! (2016年1月13日 23時) (レス) id: 3693b8335e (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:木戸藍楽 | 作成日時:2015年12月29日 15時