不登校*756 ページ8
私は蒼太に教えているうちに書いた、特にサイトに出すつもりのない私と蒼太を書いた物語を蒼太に見せた。
「『ある日、私には一人の生徒が出来た。
その生徒は唯一私の得意分野である、文を学びたいとか。』って今の俺達の事?」
「そう。こんな感じで蒼太も書けばいいんだよ」
と蒼太に言う。
正直、『どうやって物語を作るか』なんてわからない。
私はふと思ったことを忘れないうちに設定を考えて、一応ノートにまとめて後々要らなければその案を棄てると言う作り方だから。
「姉ちゃんが初めて書いた物語ってどうやったの?」
「初めて書いた物語は………えっと……四年生か五年生の頃だから覚えてないや…」
「俺より年下!?」
と蒼太は驚いた顔をして言った。
そこまで驚く程のことではないと思う。
初めてだったから駄作ですぐに消した。
今ではただの黒歴史。
「だから蒼太にも書けるって!お姉ちゃんの弟なんだからさ!」
と言いながらキーボードを叩いていく。
この短編は私から蒼太への応援の意味も込めて。
蒼太は黙読していくと最後の文にいくにつれて目を見開いていく。
読み終わったのか私を見て、
「ありがと、姉ちゃん!俺頑張る!」
と言って笑った。
弟の力になる。
それも姉の役目だから。
「うん、頑張れ」
《これからの彼の成長は期待できるものだろう。
私はそう考えていた。》
私はパソコンを閉じた。
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木戸藍楽(プロフ) - そなさん» ありがとうございます!!私が夢主ちゃんを溺愛しすぎて赤司様のキャラに影響しているんですよね(笑) (2016年3月25日 0時) (レス) id: 3693b8335e (このIDを非表示/違反報告)
そな - 主人公ちゃんぎゃんかわ(^q^) (2016年3月21日 23時) (レス) id: f461286a31 (このIDを非表示/違反報告)
木戸藍楽(プロフ) - 橙乃かりんさん» 本当に力足らずの作者で申し訳ありません!! ありがとうございます!!頑張ります!! (2015年12月19日 14時) (レス) id: 3693b8335e (このIDを非表示/違反報告)
橙乃かりん(プロフ) - 木戸藍楽さん» あ、はい!あ、応援してます!頑張ってくださいね! (2015年12月19日 14時) (レス) id: d978ad2b67 (このIDを非表示/違反報告)
木戸藍楽(プロフ) - 橙乃かりんさん» あれ!?そうでした!?すみません……恋愛物書いたことがないとしといてください……本当にすみません… (2015年12月19日 13時) (レス) id: 3693b8335e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:木戸藍楽 | 作成日時:2015年12月10日 15時