検索窓
今日:21 hit、昨日:2 hit、合計:37,692 hit

不登校*798 ページ50

‐赤司side‐


「僕の前から姿を消したら許さないよ」
「許されたいので消えません」


と言うAを強く強く抱き締めた。

なんで二人して号泣してるのかわからなくて顔を見合わせると笑った。


「ふふっ」
「ふふっ。なんで二人して泣いてるんだろうね」
「赤司さんが泣き虫なんじゃないですか?」
「君には言われたくないよ」


と笑いながらAの涙を拭く。
Aも僕の頬に手を伸ばして、カーディガンの袖をグーっと伸ばすと優しく僕の涙を拭いてくれた。

その時トントンとノックの音がしてドアが開いた。

「準備が整いましたのでお運びして参りました」

と柳瀬が言いながらコトッと机に皿を置く音が聞こえた。


「征十郎様…?」

今声を発したら泣いているとバレてしまいそうでAに抱き付きながら顔を伏せる。


「中途半端に寝てしまったから眠いみたいなんです。眠いと甘えん坊さんですね」

とAは言いながら僕の頭を撫でた。
いつもと立場が逆だ。

でも今は心地よい。


「さようですか。では私共は失礼します。柳瀬くん、行きますよ」


と名倉は柳瀬を連れて部屋を出ていった。

僕の不安はいつしか無くなっていた。
今は愛おしさしか込み上げてこない。

Aが居ないと僕は僕でなくなりそうだ。
ある意味Aは僕の精神安定剤。

Aは僕が守る。


って泣いてしまった僕が言ったら格好がつかないか

*****
移行します!
続編が出来次第お知らせします!


P.S.
続編が完成いたしました!!
遅くなりましたが続編でもよろしくお願いします!!

この小説の続きへ→←不登校*797



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (30 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
44人がお気に入り
設定タグ:黒子のバスケ , 不登校 , 木戸藍楽   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

木戸藍楽(プロフ) - そなさん» ありがとうございます!!私が夢主ちゃんを溺愛しすぎて赤司様のキャラに影響しているんですよね(笑) (2016年3月25日 0時) (レス) id: 3693b8335e (このIDを非表示/違反報告)
そな - 主人公ちゃんぎゃんかわ(^q^) (2016年3月21日 23時) (レス) id: f461286a31 (このIDを非表示/違反報告)
木戸藍楽(プロフ) - 橙乃かりんさん» 本当に力足らずの作者で申し訳ありません!! ありがとうございます!!頑張ります!! (2015年12月19日 14時) (レス) id: 3693b8335e (このIDを非表示/違反報告)
橙乃かりん(プロフ) - 木戸藍楽さん» あ、はい!あ、応援してます!頑張ってくださいね! (2015年12月19日 14時) (レス) id: d978ad2b67 (このIDを非表示/違反報告)
木戸藍楽(プロフ) - 橙乃かりんさん» あれ!?そうでした!?すみません……恋愛物書いたことがないとしといてください……本当にすみません… (2015年12月19日 13時) (レス) id: 3693b8335e (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:木戸藍楽 | 作成日時:2015年12月10日 15時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。