不登校＊795 ページ47
‐赤司side‐
普段自分から要求はなかなかしないのに、珍しくそんな要求をするから使用人共々顔を見合わせ困惑した顔を浮かべる。
「A？突然どうした？」
「……お願いします」
Aは僕の言葉を無視して父さんに頭を下げた。
なんでAが頭を下げる？
どうして僕はAにそんなことをさせてる？
「おい、Aどうし……っ！」
Aの肩を少し強引に引っ張り僕の方に向けさせるとAは今にも溢れそうな程、目に涙を溜めていた。
え……？
なんで…Aが泣きそうなんだ……？
僕も分からない。
どうすればいいのか。
「…とりあえずAちゃんの部屋で食べるのは構わないが…大丈夫かい？」
父さんはやはり僕には目もくれず、まず先にAの心配をした。
それもそれでどうかと思うが…
まぁそこはどうでもいい。
Aは立ち上がるとペコッと頭を下げて、走って出ていった。
「A！名倉、柳瀬。お前達はAの部屋に夕食を運んでくれ」
と早口で言って返事も聞かずに追い掛けた。
泣きそうなのは僕なんだって……
どうしてAが泣きそうなんだよ…
普段バスケで鍛えていたお陰か、本気で走るとAの部屋なんてすぐだった。
ノックをしようと手を上げた時、中からすすり泣く声が聞こえた。
「コク……ッ…私やっぱり最低だね…ッ…赤司さん…辛そうだった…寂しそうだったのに……ッ」
その言葉を聞いたとき思わず口元が緩むのがわかった。
僕は改めてノックをする。
「A、入るよ」
ドアノブに手をかけて捻る。
今度は僕がちゃんと教えてあげないとね。
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木戸藍楽(プロフ) - そなさん» ありがとうございます！！私が夢主ちゃんを溺愛しすぎて赤司様のキャラに影響しているんですよね(笑) (2016年3月25日 0時) (
レス) id: 3693b8335e (このIDを非表示/違反報告)
そな - 主人公ちゃんぎゃんかわ(^q^) (2016年3月21日 23時) (レス) id: f461286a31 (このIDを非表示/違反報告)
木戸藍楽(プロフ) - 橙乃かりんさん» 本当に力足らずの作者で申し訳ありません！！ ありがとうございます！！頑張ります！！ (2015年12月19日 14時) (レス) id: 3693b8335e (このIDを非表示/違反報告)
橙乃かりん(プロフ) - 木戸藍楽さん» あ、はい！あ、応援してます！頑張ってくださいね！ (2015年12月19日 14時) (レス) id: d978ad2b67 (このIDを非表示/違反報告)
木戸藍楽(プロフ) - 橙乃かりんさん» あれ！？そうでした！？すみません……恋愛物書いたことがないとしといてください……本当にすみません… (2015年12月19日 13時) (レス) id: 3693b8335e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：木戸藍楽
| 作成日時：2015年12月10日 15時
