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不登校*794 ページ46

‐赤司side‐


Aはビクッとして驚いた顔で僕を見る。
そりゃいきなり手を掴まれたら驚くだろう。

でも心配なんだ。
離れている間に関係が無くならないか。


するとAは、

「大丈夫ですよ。赤司さんこそ途絶えさせないでくださいね?」

と言ってふわっと微笑んだ。

ドキッ…!と僕の胸が高鳴った。
ドクン…っドクン…っと速く脈打つ、僕の鼓動はAに伝わってないといいな。


「あ、あぁ…当たり前だ」

と言うとAはニコッと笑う。
僕は思わず顔を逸らす。

くそ……
僕の彼女はどうしてこんなに可愛いんだ…

可愛すぎる。
可愛いし優しい。
Aと洛山に通えたらどれだけ幸せか。

今でも十分幸せだが。
ただ一緒に通って、一緒に授業を受けて、一緒に下校するのを一度してみたかった。

だがAにあまり負担かけたくないから言わないでおこう。



「あの〜……赤司さん…」
「ん?」
「そろそろ手を離していただいても?」


と言われて手を掴んでいる事を思い出しパッと離す。

多分夢のせいで不安で仕方無いんだろう。
さっきのあの夢はもう二度と見たくない。
あんな夢


「征十郎様、なんだかご様子が可笑しい気がするのですが…大丈夫ですか?」

と名倉が聞きながら料理を僕の前に置いていく。

やっぱり僕もそんな気がしてる。
心が落ち着かない。

不安で今にも泣きそうなくらい心が痛い。


「大丈夫だ」

だけど僕は弱いところを見せてはいけないと強がる。

Aはそんな僕をチラッと見ると、


「すみません。あの…今日赤司さんと二人きりで食べたいです」

と言い出した。

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設定タグ:黒子のバスケ , 不登校 , 木戸藍楽   
作品ジャンル:恋愛
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木戸藍楽(プロフ) - そなさん» ありがとうございます!!私が夢主ちゃんを溺愛しすぎて赤司様のキャラに影響しているんですよね(笑) (2016年3月25日 0時) (レス) id: 3693b8335e (このIDを非表示/違反報告)
そな - 主人公ちゃんぎゃんかわ(^q^) (2016年3月21日 23時) (レス) id: f461286a31 (このIDを非表示/違反報告)
木戸藍楽(プロフ) - 橙乃かりんさん» 本当に力足らずの作者で申し訳ありません!! ありがとうございます!!頑張ります!! (2015年12月19日 14時) (レス) id: 3693b8335e (このIDを非表示/違反報告)
橙乃かりん(プロフ) - 木戸藍楽さん» あ、はい!あ、応援してます!頑張ってくださいね! (2015年12月19日 14時) (レス) id: d978ad2b67 (このIDを非表示/違反報告)
木戸藍楽(プロフ) - 橙乃かりんさん» あれ!?そうでした!?すみません……恋愛物書いたことがないとしといてください……本当にすみません… (2015年12月19日 13時) (レス) id: 3693b8335e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:木戸藍楽 | 作成日時:2015年12月10日 15時

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