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不登校*791 ページ43

「じゃあもう言いません。それよりも夕食ですよ?」

と言うと私の手に優しく吸い付くようなキスをして赤司さんは立ち上がった。

手にキスなんて本当に王子様みたい……


「そうだね、行こうか」

と私に手を差し出す赤司さん。

私は赤司さんの差し出した手に手を伸ばした。
けどやっぱりあと少しと言うところで申し訳なささで引こうとする。

すると痺れを切らしたのか、赤司さんは私の手を掴むとなかば強引に引っ張った。


「わ…っ」

引かれる勢いが強すぎて私は赤司さんの胸に飛び込む形になってしまう。

赤司さんはよろめくこともなく、私を包み込む様に抱き締めた。


「赤司さん……?」


と言うと赤司さんはハッとした様な顔をして私を離した。

赤司さん…なんか寂しそうな感じがする。
何を考えているのか私には分からない。

人の心が分からないなんて人間として最低だよ。


「ごめんなさい」
「なにがだい?」


といつもの優しい顔で私に言う赤司さん。


「赤司さんの気持ちをちゃんと理解してなくて…すみません…」
「Aはなにか勘違いをしていないかい?人間なんだから、全員の気持ちがわかるわけないだろう?なにか特殊な能力がない限りね」


と言って微笑みながら私の頭を撫でてくれる赤司さん。

赤司さんはいつも優しい。
優しいからその優しさに甘えてしまうのだ。

でもやっぱりいつまでもその優しさに甘えてちゃいけない。


赤司さんが居ないと何も出来ない人になってしまうから。

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設定タグ:黒子のバスケ , 不登校 , 木戸藍楽   
作品ジャンル:恋愛
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木戸藍楽(プロフ) - そなさん» ありがとうございます!!私が夢主ちゃんを溺愛しすぎて赤司様のキャラに影響しているんですよね(笑) (2016年3月25日 0時) (レス) id: 3693b8335e (このIDを非表示/違反報告)
そな - 主人公ちゃんぎゃんかわ(^q^) (2016年3月21日 23時) (レス) id: f461286a31 (このIDを非表示/違反報告)
木戸藍楽(プロフ) - 橙乃かりんさん» 本当に力足らずの作者で申し訳ありません!! ありがとうございます!!頑張ります!! (2015年12月19日 14時) (レス) id: 3693b8335e (このIDを非表示/違反報告)
橙乃かりん(プロフ) - 木戸藍楽さん» あ、はい!あ、応援してます!頑張ってくださいね! (2015年12月19日 14時) (レス) id: d978ad2b67 (このIDを非表示/違反報告)
木戸藍楽(プロフ) - 橙乃かりんさん» あれ!?そうでした!?すみません……恋愛物書いたことがないとしといてください……本当にすみません… (2015年12月19日 13時) (レス) id: 3693b8335e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:木戸藍楽 | 作成日時:2015年12月10日 15時

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