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不登校*788 ページ40

赤司さんは私の手で遊んでいて、左手も使いだした。
なんか子供みたい。

そんなことを思ってついつい許してしまう。


「A」
「なんですか?」
「好きだよ」

と言って微笑む赤司さんは右手の指をいつの間にか絡めていた。

なんで私気付かないんだろう…
自分の注意力の無さに呆れる。

それよりもこのタイミングで『好きだよ』はズルい。
心臓の高鳴りをどうしろって言うんですか。


「きっと僕以上にAを愛せる男は居ないだろうね」
「…そうですね。まず私に興味を持つ方が居るかどうかですよ」
「まるで僕が変わり者だと言っている様に聞こえるが?」
「ある意味そうです」

と言うと「酷いな」と言って赤司さんは笑った。

それからしばらくすると赤司さんの右手と右手に繋がれた私の右手が落ちた。
赤司さんは見れば目を瞑っていた。


「赤司さん………?」

と声をかけても返事が返ってこなくて怖くなってとりあえず息をしているか咄嗟に確認した。

左手を赤司さんの口元に当てると微かだけど息をしているのを感じた。

「よかった……ちゃんと生きてる」

と胸を撫で下ろした。

私なに勝手に赤司さん殺しちゃってるんだろう。
今思えば、確かにずっと眠そうな声だった。


そっか。
赤司さんも疲れちゃってるよね。
いつも部活で帰りが遅くて、主将だから皆の期待に応える様に頑張って……

それなのに私……


赤司さんの邪魔しちゃってたんだ……

なんで今更気付いてるんだろ、私。
遅すぎだよ。

大好きな人なのに。
大切な人なのに。

私、何も気付いてあげられてない。





最低だ

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設定タグ:黒子のバスケ , 不登校 , 木戸藍楽   
作品ジャンル:恋愛
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木戸藍楽(プロフ) - そなさん» ありがとうございます!!私が夢主ちゃんを溺愛しすぎて赤司様のキャラに影響しているんですよね(笑) (2016年3月25日 0時) (レス) id: 3693b8335e (このIDを非表示/違反報告)
そな - 主人公ちゃんぎゃんかわ(^q^) (2016年3月21日 23時) (レス) id: f461286a31 (このIDを非表示/違反報告)
木戸藍楽(プロフ) - 橙乃かりんさん» 本当に力足らずの作者で申し訳ありません!! ありがとうございます!!頑張ります!! (2015年12月19日 14時) (レス) id: 3693b8335e (このIDを非表示/違反報告)
橙乃かりん(プロフ) - 木戸藍楽さん» あ、はい!あ、応援してます!頑張ってくださいね! (2015年12月19日 14時) (レス) id: d978ad2b67 (このIDを非表示/違反報告)
木戸藍楽(プロフ) - 橙乃かりんさん» あれ!?そうでした!?すみません……恋愛物書いたことがないとしといてください……本当にすみません… (2015年12月19日 13時) (レス) id: 3693b8335e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:木戸藍楽 | 作成日時:2015年12月10日 15時

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