【黒子のバスケ】関わらないでください15【赤司征十郎】

不登校＊786 ページ38

「無いよ。大丈夫」


その声に思わず手を止めてしまう。

赤司さんが大丈夫と言えば本当に大丈夫な気がする。


「一度もない」
「一度も、ですか？だって私赤司さんに沢山迷惑をかけてませんか？」

と言うと赤司さんは私の手首を掴むと、タオルを取って首を振った。


「迷惑なんてかけられてないよ。でももし迷惑なのであれば僕はそれすらも好きだよ」

と言って私を見ると微笑む赤司さん。

きっと赤司さんは心広いんだろうな…
何でも許してしまうんだから。


「Aに尽くす事も尽くされる事も、僕は好きだよ」

と言って柔らかな笑みを浮かべる赤司さんはどうしてこんなにカッコいいのだろう。

やっぱりどこかで英国の血が混じってるんだよ！
日本の血だけじゃないって、絶対。

こんなに肌白で……
日本人離れした顔立ちで…


「A？どうした？そんなに僕は顔を見て」
「え、あ、いや…、その……赤司さん本当に綺麗な顔立ちしてるから…どこかで外国の血が混じってるのかな……って…」


と言うと赤司さんは顔を赤くした。

え？

赤司さんが顔を赤くすると私まで恥ずかしくなる。
私なんか恥ずかしいこと言った！？

え？
ん？
どうにか機能する頭のなかで発言を振り替える。

外国の血が……
いや、ここは恥ずかしくない。

綺麗な顔…立ち…………

ここだ……！

と思うと顔が一気に熱くなるのがわかった。

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