不登校＊784 ページ36
「蒼太…ね」
赤司さんの少し不機嫌そうな呟く声が聞こえた。
私は赤司さんの髪をならべく引っ張らないように気を付けながらどうして不機嫌なのかを考えた。
「蒼太がどうかしました？」
「…Aは蒼太と一緒に風呂に入ったことはあるのか？」
私が質問した筈なのに、赤司さんは私の質問に答えずに私に質問してきた。
私はとりあえず考えながら答える。
「小学校中学年辺りまでなら……確か…親が夜遅くまで仕事していましたし」
「小学校中学年か」
と未だ赤司さんは不機嫌の理由が分からない。
ただ一つ分かるのは蒼太が関係しているということ。
でもなぜそこでお風呂の話が？
「赤司さん？」
「なんだ？」
いや、「なんだ？」はどちらかと言うと私の台詞な気がしますが。
と心のなかで突っ込みつつも口には出さない。
「どうしたんですか？」
と聞くと数秒の沈黙の後に赤司さんが息を吸う音と言うか声？が聞こえてきた。
「いくら血の繋がってる弟だとしても、妬けてしまうね」
と言われる。
「へ？」
「例え弟でも男だよ？僕は今日初めて髪を乾かしてもらっているというのに」
と不機嫌な声。
ムスッとしてる赤司さんってなんか可愛いんだよな……
なんて思うと思わず笑ってしまった。
「なんだ。僕は真剣なんだぞ」
と私を見上げる赤司さんの目が合ってしまって少し雑に赤司さんの頭をタオルでガシガシとした。
「わっ…」
「へ？あ、す、すみません…！つい…」
とまた優しく包む様に乾かす。
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木戸藍楽(プロフ) - そなさん» ありがとうございます！！私が夢主ちゃんを溺愛しすぎて赤司様のキャラに影響しているんですよね(笑) (2016年3月25日 0時) (
レス) id: 3693b8335e (このIDを非表示/違反報告)
そな - 主人公ちゃんぎゃんかわ(^q^) (2016年3月21日 23時) (レス) id: f461286a31 (このIDを非表示/違反報告)
木戸藍楽(プロフ) - 橙乃かりんさん» 本当に力足らずの作者で申し訳ありません！！ ありがとうございます！！頑張ります！！ (2015年12月19日 14時) (レス) id: 3693b8335e (このIDを非表示/違反報告)
橙乃かりん(プロフ) - 木戸藍楽さん» あ、はい！あ、応援してます！頑張ってくださいね！ (2015年12月19日 14時) (レス) id: d978ad2b67 (このIDを非表示/違反報告)
木戸藍楽(プロフ) - 橙乃かりんさん» あれ！？そうでした！？すみません……恋愛物書いたことがないとしといてください……本当にすみません… (2015年12月19日 13時) (レス) id: 3693b8335e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：木戸藍楽
| 作成日時：2015年12月10日 15時
