不登校*783 ページ35
「じゃあ折角だから乾かしてもらおうかな」
と言って微笑む赤司さん。
私は頷いて足の指先を伸ばして床に付こうと頑張る。
それに気付いたのか背中に回していた手を離してくれた。
私は赤司さんの膝の上から降りて赤司さんの座るベッドに上り、赤司さんの後ろに回り立ち膝になる。
私今日だけで何回赤司さんとちゅ、チューしちゃったんだろ……
いつもの優しいものから、………うん。
さっきは食べられちゃうんじゃないかって勢いで赤司さんは唇を這わせてきた。
でも、それでも赤司さんはこの前の気を失いそうになったチューはしてこなかった。
でも私ちょっと気付いてましたよ。
何度か試みようとしてたのに赤司さんは踏み止まっていたの。
そんなにあのキスをしたいのかな?
それならなんで赤司さんは踏み止まってくれるのだろう。
「A?どうした?大丈夫か?」
「だ、大丈夫な事には大丈夫です…あの…痛かったりしたら言ってくださいね……私、数年前に蒼太の髪乾かしたくらいですから」
と言いながら赤司さんの綺麗な赤毛にタオル越しで触れる。
本当に綺麗な髪…
髪にまで見惚れてしまう程。
こんなに全て揃ってる赤司さんは果たして私を選んでくれて正解だったのだろうか。
……止めよう。こんなこと考えるのは。
『正解だったのだろうか』じゃなくて、私が正解にするんだよ。
それに赤司さんに「私なんかは禁止」って言われたから、ちゃんと言い付け守らないとね。
なんて考えていると、
「蒼太…ね」
と呟く声が聞こえた。
44人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「アニメ」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
木戸藍楽(プロフ) - そなさん» ありがとうございます!!私が夢主ちゃんを溺愛しすぎて赤司様のキャラに影響しているんですよね(笑) (2016年3月25日 0時) (レス) id: 3693b8335e (このIDを非表示/違反報告)
そな - 主人公ちゃんぎゃんかわ(^q^) (2016年3月21日 23時) (レス) id: f461286a31 (このIDを非表示/違反報告)
木戸藍楽(プロフ) - 橙乃かりんさん» 本当に力足らずの作者で申し訳ありません!! ありがとうございます!!頑張ります!! (2015年12月19日 14時) (レス) id: 3693b8335e (このIDを非表示/違反報告)
橙乃かりん(プロフ) - 木戸藍楽さん» あ、はい!あ、応援してます!頑張ってくださいね! (2015年12月19日 14時) (レス) id: d978ad2b67 (このIDを非表示/違反報告)
木戸藍楽(プロフ) - 橙乃かりんさん» あれ!?そうでした!?すみません……恋愛物書いたことがないとしといてください……本当にすみません… (2015年12月19日 13時) (レス) id: 3693b8335e (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:木戸藍楽 | 作成日時:2015年12月10日 15時