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不登校*777 ページ29

‐赤司side‐


「うッ……くッ…あ、かしさ……ッ」


Aの声を聞けば顔を見ずとも泣いているのが分かった。


「どうした?怖い夢でも見たかい?」

と頭を撫でながら聞くとAは僕に抱き付きながら頷いた。


「とりあえず部屋に入ろうか」

とAを抱き上げる。
そのままどうにかドアを開けて、部屋に入るとAを僕の方を見させるように膝の上に座らせる。


「それで?どんな夢だったんだい?」

と頭を撫でながら聞く。
Aは泣き止もうと必死に深呼吸をするも、それが逆に涙を流すようだ。
「うッ…ひッく…ッ」と嗚咽をしている。


「あ、のッ…!」
「うん」
「赤司、さ、がッ…居なくなっ……てッ…それ、で…ッ!」
「ゆっくりでいいよ。ゆっくり話して?」


と泣きながらも頑張って言葉を紡ぐAを安心させるように頭を撫でる。

Aは頷きながらも頑張る。
僕の言葉は聞いているのだろうけど、それよりも僕に夢の内容を聞かせたいみたいだ。

「それでッ…目が覚めたら、部屋は真っ暗だし…ッ、赤司さんは、居ないしで……ッ…!夢が現実に、なっちゃったのかと思ってッ!怖くてッ!」

Aの言葉を多分全て聞いて強く抱き締める。
Aは僕の肩に顔を埋めて、僕の背中に手を回して嗚咽をあげながら泣いた。


「大丈夫。そんな夢が現実になる事はないから。僕ならこうしてここに居るだろう?」

とAを抱き締めながら言うとAは頷くのが分かった。

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設定タグ:黒子のバスケ , 不登校 , 木戸藍楽   
作品ジャンル:恋愛
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木戸藍楽(プロフ) - そなさん» ありがとうございます!!私が夢主ちゃんを溺愛しすぎて赤司様のキャラに影響しているんですよね(笑) (2016年3月25日 0時) (レス) id: 3693b8335e (このIDを非表示/違反報告)
そな - 主人公ちゃんぎゃんかわ(^q^) (2016年3月21日 23時) (レス) id: f461286a31 (このIDを非表示/違反報告)
木戸藍楽(プロフ) - 橙乃かりんさん» 本当に力足らずの作者で申し訳ありません!! ありがとうございます!!頑張ります!! (2015年12月19日 14時) (レス) id: 3693b8335e (このIDを非表示/違反報告)
橙乃かりん(プロフ) - 木戸藍楽さん» あ、はい!あ、応援してます!頑張ってくださいね! (2015年12月19日 14時) (レス) id: d978ad2b67 (このIDを非表示/違反報告)
木戸藍楽(プロフ) - 橙乃かりんさん» あれ!?そうでした!?すみません……恋愛物書いたことがないとしといてください……本当にすみません… (2015年12月19日 13時) (レス) id: 3693b8335e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:木戸藍楽 | 作成日時:2015年12月10日 15時

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