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不登校*774 ページ26

「『Aが居なくならないだろうか』『ちゃんと僕の傍に居てくれるだろうか』ってね。Aは可愛いから、Aに言い寄る輩は沢山居る。それを見る度、僕は心配なんだよ」


と私の目を見つめながら本当に心配そうな顔をして話してくれる赤司さん。

「だからね、こうやって自分から来てくれる時は嬉しいし、時々でも名前で呼んでくれれば安心する」

私は名前にあまりこだわらなかったけど、だから赤司さんは私に名前を呼ばせようとしていたのかと納得した。

名字呼びなのはもう私の中で『赤司さん』が定着してしまったから。
赤司さんは私を『A』と優しく呼んでくれるのに。


「でも今は、まだちゃんと『好き』と言う言葉を伝えてくれるだけで十分だよ。Aに無理はさせないから」


と優しく微笑んでくれる赤司さん。
本当に優しい人。

赤司さんがこうも素敵すぎるから、もっと美人で大人っぽい女の人が似合うんじゃないかって思ってしまうのだ。
私みたいな子供は赤司さんの横に相応しくないんじゃないかって。

赤司さんの事が大好きだから、私はそう考えてしまう。
相当捻くれ者だ、私は。


「それと『私なんか』は禁句って言わなかったかい?自虐的発言は金輪際禁句だからね」


と赤司さんに怒られる。

普段は飴ばかりくれる赤司さんだけど、時々ある鞭は怖いのを学んでる。
怒るところはしっかり怒って、その他は自由にしてくれて私を考えてくれる赤司さんが、やっぱり私は大好きだ。


「はい、すみませんでした…」
「わかったならいいんだよ。次からは気を付けてね?」
「はい」

叱ったあとは頭を撫でながら誉めてくれる。
赤司さんはかなり人の扱いが慣れてる気がする。

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設定タグ:黒子のバスケ , 不登校 , 木戸藍楽   
作品ジャンル:恋愛
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木戸藍楽(プロフ) - そなさん» ありがとうございます!!私が夢主ちゃんを溺愛しすぎて赤司様のキャラに影響しているんですよね(笑) (2016年3月25日 0時) (レス) id: 3693b8335e (このIDを非表示/違反報告)
そな - 主人公ちゃんぎゃんかわ(^q^) (2016年3月21日 23時) (レス) id: f461286a31 (このIDを非表示/違反報告)
木戸藍楽(プロフ) - 橙乃かりんさん» 本当に力足らずの作者で申し訳ありません!! ありがとうございます!!頑張ります!! (2015年12月19日 14時) (レス) id: 3693b8335e (このIDを非表示/違反報告)
橙乃かりん(プロフ) - 木戸藍楽さん» あ、はい!あ、応援してます!頑張ってくださいね! (2015年12月19日 14時) (レス) id: d978ad2b67 (このIDを非表示/違反報告)
木戸藍楽(プロフ) - 橙乃かりんさん» あれ!?そうでした!?すみません……恋愛物書いたことがないとしといてください……本当にすみません… (2015年12月19日 13時) (レス) id: 3693b8335e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:木戸藍楽 | 作成日時:2015年12月10日 15時

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